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若柳吉駒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若柳 吉駒(わかやぎ きちこま)は、理事会方式で運営されている直派若柳流理事長名跡

初代

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初代 若柳 吉駒1897年明治30年)1月31日 - 1996年平成8年)5月21日)。本名は定方 いく。直派若柳流理事長。

群馬県前橋市の生まれ。若柳流二代目家元若柳吉蔵に師事、その後若柳吉佑(還暦後・寿慶)に師事。

来歴

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  • 1922年 若柳吉駒の流名を許される。
  • 1935年 「若扇会」(前橋市)を組織。
  • 1937年 青少年の情操教育を目的とする「美登利会」(前橋市)を創立主宰。「美登利会」は、二代目吉駒に継承され、今日も続いている。
  • 1955年 日本舞踊協会参与となる。
  • 1972年 若柳寿慶が1971年に創立した直派若柳流の理事長に就任。
  • 1980年 日本舞踊協会群馬県支部が結成され、初代支部長に就任。
  • 1985年 日本舞踊協会特別参与となる。

90歳過ぎでも積極的にリサイタルを開くなど活躍し、満99歳まで現役として舞台をつとめた

受賞・栄典・顕彰・その他

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  • 1965年 日本舞踊協会功労賞
  • 1973年 群馬県前橋市制80周年記念功績者
  • 1973年 群馬県総合表彰で文化功労者として表彰
  • 1976年 群馬県文化功労賞
  • 1984年 勲五等瑞宝章
  • 1992年 第13回松尾芸能賞特別賞
  • 1992年 第23回舞踊批評家協会賞
  • 1992年 日本芸能実演家団体協議会平成3年度芸能功労者
  • 1993年 東京新聞平成4年度舞踊功労賞
  • 1994年 群馬県文化功績者特別表彰
  • 1996年 日本舞踊協会百寿特別表彰

二代目

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二代目 若柳 吉駒1923年大正12年)11月3日 - 2017年(平成29年)9月27日[1])。本名は定方 きよ。直派若柳流理事長。

群馬県前橋市の生まれ。若柳吉佑(還暦後・寿慶)に師事。

来歴

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  • 1942年 若柳流二代目家元若柳吉蔵より若柳吉吾の流名を許される。
  • 1947年 温故和楽会理事に就任(その後常任理事を経て、現在副会長)。
  • 1971年 直派若柳流理事に就任(1976年から副理事長)。
  • 1979年 スイスで開催されたローザンヌ舞踊会に参加し、日本舞踊を紹介する。
  • 1994年 日本舞踊協会参与に就任。
  • 1996年 初代吉駒の跡を継ぎ、直派若柳流理事長に就任。
  • 1996年 日本舞踊協会群馬県支部支部長に就任。
  • 1996年 中国芸術研究院主催の東方演劇祭に招かれ、ただ一人の日本舞踊演者として参加。
  • 2013年 『九十歳のリサイタル』(国立劇場小劇場) 長唄『松の緑』 清元『瓢箪』

初代吉駒の名跡を継いで、積極的に舞台をつとめるとともに、直派若柳流の指導者として全国15支部、師範約250名、名取約2000名の指導に奔走している。またこの間、人間国宝二代目花柳壽樂が二代目吉駒のために振り付け、共演した『綱館』など、名舞台を作り上げてきている。

受賞・栄典・顕彰・その他

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  • 2000年 群馬県総合表彰で教育文化功労者として表彰
  • 2000年 文部大臣地域文化功労者
  • 2004年 群馬県教育文化功労者
  • 2009年 旭日双光章
  • 2014年 『国際演劇年鑑2014』の『Japanese Classical Dance』の冒頭で紹介される
  • 2014年 東京新聞制定『舞踊芸術賞』受賞

脚注

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  1. ^ 若柳吉駒さん 日本舞踊家、直派若柳流理事長”. 東京新聞 (2017年9月29日). 2017年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月3日閲覧。

外部リンク

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