若葉町停留場
若葉町停留場 | |
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南より望む | |
わかばまち Wakaba-machi | |
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所在地 | 長崎県長崎市若葉町4番21号先 |
駅番号 | 14 |
所属事業者 | 長崎電気軌道 |
所属路線 | 本線(■1号系統・□2号系統・■3号系統) |
キロ程 |
0.5km(住吉起点) 赤迫から0.8 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,400人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1952年(昭和27年)4月 |
若葉町停留場(わかばまちていりゅうじょう、若葉町電停)は、長崎県長崎市若葉町にある長崎電気軌道本線の路面電車停留場。駅番号は14。1号系統、2号系統、3号系統が停車する。
歴史
[編集]若葉町停留場の開業は1952年(昭和27年)[1]。本線の大橋 - 住吉間の開通から2年後のことである[2]。開設の日付は不詳であるが、長崎電気軌道の4月10日発行の社報によると近日中に開業予定と記され、乗車券類の通達では4月22日付の通達文の中で先日開設したと記されていることから、4月11日から4月21日の間になると推察される。停留場名は社内募集によって付けられたものであり[2]、平和を願う思いから命名に至ったという[3]。他に入選作として「十字ヶ丘」と「緑ヶ丘」があり(社報による)、さらに命名案には「平和町」「青葉町」「あけぼの町」などがあった[3]。所在地である長崎市若葉町の町名は当停留場に由来するもので、地域の要望により1964年(昭和39年)に付けられた[1][3]。なお、停留場は当初「わかばちょう」と呼称していたが、1994年(平成6年)に「わかばまち」へと変更されている[2][4]。
1998年(平成10年)には国道206号住吉交差点の渋滞緩和のための拡幅工事に伴い、北隣に千歳町停留場が新設されたのを受けて停留場が南へ140メートルほど移設されている[2][5]。
年表
[編集]- 1952年(昭和27年)4月:開業[1][6]。当時は「わかばちょう」と呼称[4]。
- 1994年(平成6年)12月22日:停留場の読みを「わかばまち」に改める[4]。
- 1998年(平成10年)5月7日:南へ約140メートル移設[2][4]。
構造
[編集]若葉町停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれる[7][8]。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟んで向かい合わせに配された相対式ホーム[8][9]。東側にあるのが長崎駅前方面行きのホーム、西側にあるのが赤迫方面行きのホームである[8]。このうち赤迫方面行きのホームはバス停との兼ね合いで長さが17.5メートル[6]と長崎駅前方面の半分しかなく、電車は1両しか停車できない[2]。そのためホームの手前で電車が信号待ちをする光景がよく見られる[2]。
利用状況
[編集]長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
周辺
[編集]スーパーや商店が軒を連ねる[2]。
- ダイレックス若葉町店
- 日産プリンス長崎販売若葉店
- たちばな信用金庫住吉支店
- ほんだらけ若葉店
- ホテルシーボルト
- OK PRO住吉店
バス路線
[編集]長崎自動車(長崎バス)・長崎県交通局(県営バス)の「若葉町」バス停留所がある。
隣の停留場
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 田栗 & 宮川 2000, p. 47.
- ^ a b c d e f g h 田栗 2005, p. 57.
- ^ a b c 岡田将平 (2016年1月27日). “路面電車の電停 西浜町なぜ二つ?”. 朝日新聞(地方版・長崎) (朝日新聞西部本社): p. 30
- ^ a b c d 今尾 2009, p. 57.
- ^ “渋滞の解消へ、電停を統廃合 長崎市の路面電車”. 朝日新聞(地方版・長崎) (朝日新聞西部本社). (1998年5月8日)
- ^ a b c 100年史, p. 124.
- ^ 100年史, p. 130.
- ^ a b c 川島 2013, p. 44.
- ^ 川島 2007, p. 116.
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 12 九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
- 川島令三『全国鉄道事情大研究』 九州篇 2、草思社、2007年。ISBN 978-4-7942-1562-8。
- 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第5巻 長崎・佐賀エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年。ISBN 978-4-06-295161-6。
- 田栗優一『長崎「電車」が走る街今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05987-2。
- 田栗優一、宮川浩一『長崎のチンチン電車』葦書房、2000年。ISBN 4-7512-0764-4。
- 長崎電気軌道株式会社『長崎電気軌道100年史』2016年。