茂住峠

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茂住峠
富山県側から茂住峠(2020年6月1日撮影)
富山県側から茂住峠
所在地 日本の旗 日本 富山県富山市岐阜県飛騨市
座標
茂住峠の位置(日本内)
茂住峠
北緯36度27分10.59秒 東経137度19分3.44秒 / 北緯36.4529417度 東経137.3176222度 / 36.4529417; 137.3176222座標: 北緯36度27分10.59秒 東経137度19分3.44秒 / 北緯36.4529417度 東経137.3176222度 / 36.4529417; 137.3176222
標高 1067 m
山系 飛騨山脈
通過路 茂住林道・長棟林道
プロジェクト 地形
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茂住峠(もずみとうげ)は、富山県富山市岐阜県飛騨市にまたがる。標高は1067m。

特徴[編集]

西側の岐阜県飛騨市の茂住集落と、東側の富山県富山市の長棟集落(廃村)を結ぶ峠で、どちらの集落もかつては鉱山が存在していた。

岐阜県側からは比高800m、富山県側からは比高150m程度と、片峠に分類できる。

峠上には駐車可能な広場があり、また富山の百山の一座である六谷山の登山口となっている。

地質[編集]

茂住-祐延断層と言う断層上にある峠で、地質的には砂礫層と腐植土層に分断されている。この断層の最新活動時期は16世紀ごろとされている。飛越地震ではこの断層上の集落で特に大きな被害が出た[1]

自然[編集]

峠の上部はブナ林が広がっており、秋には一帯が紅葉する。峠近くにある六谷山ではアカモノウラジロヨウラクが見られる。

アクセス[編集]

岐阜県側から国道41号から分岐する茂住林道を通ってアクセスする。茂住林道は未舗装のダートであるが、比較的道幅は広い。 富山県側からは長棟林道が繋がっているものの、茂住峠10km手前にある桧峠のゲートで一般車両通行止めとなっているため、この峠へのアクセスは難しい。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『富山県山名録』桂書房

外部リンク[編集]

関連項目[編集]