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茶ノ木平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

茶ノ木平(ちゃノきだいら)とは、栃木県日光市中宮祠の標高1,600mの山である。

中禅寺湖の東岸にもりあがった台形の山で標高1,618m[1]、中禅寺湖畔からは標高差330mである[2]。山頂には展望台や高山植物園が設置された[2]

高山植物園

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1964年の日光付近経路図。中禅寺温泉ロープウェイが運行していた。

1964年(昭和39年)の1964年東京オリンピックを記念して約150種が植栽された高山植物園が開設された[1]。2003年(平成15年)4月1日に中禅寺温泉ロープウェイ廃止により、高山植物園もやむなく閉園となり自然に戻すこととなった[3]。ロープウェイ廃止後に建物やロープウェイの設備もすべて撤去され、「自然観察教育林」などの標識が建つのみになった[4]

敷地面積約2ヘクタール、亜高山生の自然林を生かし、コマクサなどの高山植物や水芭蕉などの湿生植物まで、変化に富んだ約300種(一部自生)が植栽されていた。入園料は無料であった[5]

茶ノ木平スキー場

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  • 植物園内に設置のスキー場。小規模で家族連れ向きであった[1]
  • 施設は、ロープトウ、休憩施設、宿泊施設があった[6]

ハイキングコース

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中禅寺温泉街から茶ノ木平へのコースがあるほか、茶ノ木平から明智平ロープウェイ山頂駅までのコース[7]や、栃木県道250号中宮祠足尾線(旧中禅寺湖スカイライン)と半月山へ抜けるコースがある[2]

出典

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  1. ^ a b c 「郷土資料辞典」人文社 1974年改訂新版 P126
  2. ^ a b c 「奥日光自然ハンドブック」奥日光自然研究会 自由国民社 1997年5月 ISBN 4-426-87201-4 P166
  3. ^ 「日光パーフェクトガイド」日光観光協会 下野新聞社 ISBN 978-4-88286-485-1 P130
  4. ^ 「栃木県の山」山と渓谷社 2015年6月 ISBN 978-4-635-02398-6 P66
  5. ^ 「日帰り公園ガイド」下野新聞社 1997年5月 ISBN 4-88286-075-9 P104
  6. ^ 『観光施設便覧』日本観光協会 1966年9月10日発行 P214-215
  7. ^ 明智平・茶ノ木平栃木県

座標: 北緯36度43分45.28秒 東経139度29分55.03秒 / 北緯36.7292444度 東経139.4986194度 / 36.7292444; 139.4986194