荊冠旗
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荊冠旗(けいかんき)は、全国水平社およびその後継団体の1つである部落解放同盟の団体旗。荊冠とはナザレのイエスが十字架の上で被せられた荊の冠であり(INRIを参照)、受難と殉教の象徴とされる。1923年デザインされて、その考案者は全国水平社創立者の一人西光万吉である[1]。
水平社時代の荊冠旗は黒地(差別が続く暗黒社会の象徴)の中に血の色(殉教の象徴)の荊冠が描かれていた[2]が、戦後は全面黒地を赤地に変え、水平社時代のデザインが左上に縮められた形で左肩に「希望」を表す白い星が挿入された[3]。現在、機関紙『解放新聞』には「荊冠旗」と題するコラムが連載されている。
この旗にちなんで、被差別部落に関する報道、同和批判に消極的なことを荊タブーと呼ぶことがある。