荒井車両基地
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荒井車両基地 | |
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基本情報 | |
所在地 | 仙台市若林区荒井字矢取東46-1 |
座標 | 北緯38度14分37.8秒 東経140度57分02.5秒 / 北緯38.243833度 東経140.950694度座標: 北緯38度14分37.8秒 東経140度57分02.5秒 / 北緯38.243833度 東経140.950694度 |
鉄道事業者 | 仙台市交通局 |
最寄駅 | 荒井駅 |
管轄路線 | 東西線 |
管轄車両 | 2000系 |
開設 | 2014年 |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 65,804.37 m2 |
構内線路延長 | 5,059 m(入出庫線・試運転線含む)[1] |
留置線本数 | 5本 |
検査線本数 | 4本 |
洗浄線本数 | 1本 |
その他設備 | 試運転線、転削線、工場線など |
年間検修能力 | 本文参照 |
最大収容両数 | 52両(13編成)[2] |
配置両数 | 60両(15編成) |
荒井車両基地(あらいしゃりょうきち)とは、仙台市若林区にある仙台市交通局高速鉄道部の車両基地である。仙台市地下鉄東西線の車両が所属する基地である。
概要
[編集]地下鉄東西線の東側終点・荒井駅の南東に位置する。広さは6.4ha[3]。東西線車両の清掃・洗浄や車輪削正、列車検査・月検査のほか、重要部検査・全般検査など主要な検査が行われている。発足当初より重要部検査・全般検査は協力会社(JR東日本テクノロジー[4]と仙台交通[5])に委託している[6]。列車検査・月検査と夜間の故障対応は協力会社(仙台交通)に委託している[6][5]。
設計は関・空間設計が担当した[7]。建設にあたっては、浸水対策として東西線建設工事で発生した残土を使用し、敷地全体を約3 m嵩上げした[1]。当車両基地の建設途中、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により盛土にクラック(ひび割れ・亀裂)が発生したが[8]、大きな影響はなかった。
データ
[編集]- 敷地面積:65,804.37 m2[1]
- 建物面積:21,982.13 m2[1](検修場・管理棟・トロリー庫など)
- 検修能力[2]
- 列車検査:5編成 / 日
- 月検査:120編成 / 年
- 重要部・全般検査:6編成 / 年
構内施設
[編集]東側から[2]
- 試運転線 1線(約460 m)
- 引き上げ線 2線
- 入出庫線 1線(荒井駅に繋がる)
- 入出庫線から車庫内へは直接入出庫できず、引き上げ線で折り返してから入出庫する[2]
- 資材搬入線 1線
- トロリー庫(保線機械車庫) 3線
- 留置線 5線(4両編成を縦列留置、10本が留置可能[1])
- 検修場(建屋内)
所属車両
[編集]- 仙台市交通局2000系電車 - 4両×15編成(60両)
脚注
[編集]- ^ a b c d e 日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」2016年3月号研究と開発「仙台市交通局 荒井車両基地検修場の紹介」pp.36 - 39。
- ^ a b c d 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2016年3月号「仙台市交通局東西線の概要」p.119。
- ^ 東西線を整備する目的 (PDF) 仙台市。
- ^ 車両メンテナンス(JR東日本テクノロジー・インターネットアーカイブ)。
- ^ a b 地下鉄関連事業(仙台交通・インターネットアーカイブ)。
- ^ a b 日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」2022年3月号「仙台市交通局における車両保守情報の共有と冬季故障への取り組み」pp.25 - 28。
- ^ 荒井車両基地(関・空間設計・インターネットアーカイブ)。
- ^ 東西線土木工事被害状況 (PDF) (仙台市交通局・インターネットアーカイブ)。
- ^ 気吹(きぶき)とは、床下機器に圧縮空気(高圧空気)を吹き付けて塵埃を清掃する(吹き飛ばす)作業のこと。
参考文献
[編集]- 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2016年3月号「仙台市交通局東西線の概要」
- 日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」
- 2016年3月号研究と開発「仙台市交通局 荒井車両基地検修場の紹介」
- 2022年3月号「仙台市交通局における車両保守情報の共有と冬季故障への取り組み」
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 地下鉄東西線 荒井車庫 仙台市交通局(インターネットアーカイブ)
- (仮称)荒井駅 建設予定地の空撮写真 (PDF) (インターネットアーカイブ)