菊池理夫
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菊池 理夫(きくち まさお、1948年(昭和23年) - )は、日本の政治学者・思想史家(主に政治思想)・文化政策論者。三重中京大学名誉教授、元南山大学教授。
学問 | |
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研究分野 |
政治学 政治思想史 |
影響を受けた人物 |
マイケル・サンデル チャールズ・テイラー 藤原保信 尾関周二 |
影響を与えた人物 | 小林正弥 |
概要
[編集]人物
[編集]元来はユートピア思想史の研究家であるが、日本におけるコミュニタリアニズムの代表的提唱者、紹介者であり、コミュニタリアニズムの重要文献の一つであるマイケル・J・サンデル『自由主義と正義の限界』の翻訳者として知られる。
三重中京大学では、図書館長や大学院政策科学研究科長を歴任。
略歴
[編集]- 1948年 - 青森県弘前市生まれ
- 1971年 - 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
- 1976年 - 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学
- 1982年 - 松阪大学政治経済学部助教授
- 1989年 - 松阪大学政治経済学部教授
- 2000年 - 松阪大学政策学部教授(学部名変更に伴う)
- 2005年 - 三重中京大学現代法経学部教授(校名変更に伴う)
- 2010年 - 南山大学法学部教授( - 2017年3月[1])
称号・学位
[編集]- 1971年 - 法学士(慶應義塾大学)
- 1973年 - 法学修士(慶應義塾大学)
- 1988年 - 法学博士(慶應義塾大学)
- 2010年 - 三重中京大学名誉教授
著書
[編集]単著
[編集]- 『ユートピアの政治学 - レトリック・トピカ・魔術』(新曜社, 1987年)
- 『現代のコミュニタリアニズムと「第三の道」』(風行社, 2004年)
- 『日本を甦らせる政治思想 - 現代コミュニタリアニズム入門』(講談社, 2007年)
- 『共通善の政治学 ― コミュニティをめぐる政治思想』(勁草書房, 2011年)
- 『ユートピア学の再構築のために ― 「リーマン・ショック」と「三・一一」を契機として』(風行社, 2013年)
共著
[編集]- 『コミュニタリアニズムのフロンティア』(勁草書房, 2012年) - 小林正弥との共著
- 『コミュニタリアニズムの世界』(勁草書房, 2013年) - 小林正弥との共著
翻訳
[編集]- J・H・ヘクスター『モアの「ユートピア」――ある思想の伝記』(御茶の水書房, 1980年)
- マイケル・J・サンデル『自由主義と正義の限界』(三嶺書房, 1992年/原著第二版, 1999年)
- クリシャン・クマー『ユートピアニズム』(昭和堂, 1993年) - 有賀誠との共訳
- デヴィッド・ラスマッセン編『普遍主義対共同体主義』(日本経済評論社, 1998年) - 有賀誠, 山口晃との共訳
- クリストファー・ウルフ, ジョン・ヒッティンガー『岐路に立つ自由主義 - 現代自由主義理論とその批判』(ナカニシヤ出版, 1999年) - 有賀誠, 石川晃司, 向山恭一との共訳
- マイケル・J・サンデル『リベラリズムと正義の限界』(勁草書房, 2009年)
所属学会
[編集]脚注
[編集]- ^ 菊池理夫教授最終講義のご案内 - 南山大学