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菱川 師喜 (ひしかわ もろよし、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
『浮世絵師伝』によれば菱川師宣の次男で俗称は沖之丞、兄の菱川師房が俗称を吉左衛門から吉兵衛と改めるにあたり、その吉左衛門を襲名したという。ただし師宣の次男は菱川師永ともいわれおり、川崎芳郎は師永を師宣の娘婿としている。『浮世絵事典(定本)』は師喜の作について、「元禄時代の作と思われる肉筆美人画がある」とするが不明。
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクション]に本文あり[1]。
- 吉田暎二 『浮世絵事典(定本)』(下巻) 画文堂、1974年 ※350頁
- 楢崎宗重監修 『肉筆浮世絵第二巻 師宣』 集英社、1982年 ※「菱川家系譜」(川崎芳郎、141頁)