萩野弘巳
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萩野 弘巳(はぎの ひろみ、1933年8月18日 - 2011年3月17日)は、日本のジャーナリスト、翻訳家。
別名に広野 酉雄。
略歴
[編集]東京生まれ。東京都立日比谷高等学校卒業、東京大学教養学部フランス科卒業。 高校と大学の同期には伴野文夫がいる。
1957年日本放送協会に入り、1967年から1971年パリ総局に駐在。 フランス外国人記者協会副会長、サイゴン特派員などを経て解説委員、その後東海大学教授。 1999年県立長崎シーボルト大学教授。
カンボジア王国サハメトレイ勲章シュヴァリエ級、フランス共和国国家功労賞シュヴァリエ級[1]。
著書
[編集]- 『フランスとフランス人』(日本放送出版協会) 1972
- 『パリ会談 到達そして出発』(日本放送出版協会) 1973
- 『中東横断 二つの旗 1』(日本放送出版協会) 1975
- 『新ふらんす物語』(講談社) 1978
- 『ジスカール体制とフランス』(教育社入門新書 時事問題解説) 1979
- 『フランス人と日本人』(日本放送出版協会) 1979
- 『戦火と人間 ある中東報告』(日本放送出版協会) 1983
- 『ヨーロッパ万華鏡』(文芸春秋) 1988
- 『地霊論 感性のトポロジー』(青土社) 2001
共著
[編集]- 『フランスあらかると』(二見道雄共著、三修社) 1977
- 『国際化せよ!! ファイナルカウントダウン 日本らしい国際化のための9の提言』(上素子, マッド・アマノ, 佐藤和夫, 有賀佐知子, 松本健, 舛井一仁, 佐々木朱実ほか共著、ケービーシーシー編集企画、敬文堂) 1990
- 『マスメディア論』(柏倉康夫, 小室広左子共著、放送大学教育振興会) 2003
翻訳
[編集]- 『ドゴールの最期 開かれなかったページ』(ジャン・モーリアック、訳著、サイマル出版会) 1973
- 『日本人をストップしろ ジャポネ排斥論』(エフィーモフ、サイマル出版会) 1974
- 『フリック・ストーリ ふらんすデカ物語』(ロジェ・ボルニッシュ、サイマル出版会) 1974
- 『フランス・ジョーク集』(磯村尚徳、編著、実業之日本社) 1976
- 『メグレ間違う』(ジョルジュ・シムノン、河出書房新社、メグレ警視シリーズ) 1976、のち河出文庫
- 『メグレの初捜査』(ジョルジュ・シムノン、河出書房新社) 1977
- 『脱獄 スーパー刑事 VS 国家第一の敵』(ロジェ・ボルニッシュ、徳間書店) 1977
- 『人間から出発する社会』(V・ジスカール=デスタン、磯村尚徳共訳、ダイヤモンド社) 1977
- 『ヨーロッパ病 衰弱から新生へ』(トウィッケナム、サイマル出版会) 1977
- 『怪盗メスリーヌ 遺作『無実』より』(ジャック・メスリーヌ、編訳、講談社) 1980
- 『スイス銀行の秘密 マネー・ロンダリング』(ジャン・ジーグレル、河出書房新社) 1990
- 『フランスの民話』(アンリ・プーラ、C・G・ビュルストローム編、青土社) 1995
- 『グローバル・デモクラシー』(ジャン=フランソワ・ルヴェル、青土社) 1997
- 『20世紀哲学史』(クリスチアン・ドラカンパーニュ、青土社) 1998
- 『21世紀事典』(ジャック・アタリ、柏倉康夫, 伴野文夫共訳、産業図書) 1999
- 『東洋哲学キーワード事典』(オリヴァー・リーマン、青土社) 2000
- 『ケルトの精霊物語』(ボブ・カラン、青土社) 2001
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』(2002年