葛堂栄隆
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葛堂 栄隆(かつどう えいりゅう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]鳥文斎栄之の門人。姓は作品に捺された印章によれば中邑氏。葛堂と号す。作画期は寛政の頃で、錦絵3点と肉筆画の作が知られる。
作品
[編集]- 「若那初模様 兵庫や月岡」 大判錦絵 ※『浮世絵大系6 歌麿/栄之』(集英社、1973年)に単色図版あり(111頁)
- 「若那初模様 竹屋竹人」 大判錦絵 ※同上
- 「青楼の正月」 大判3枚続
- 「太夫図」 絹本着色 ※『肉筆浮世絵』第六巻に単色図版あり
- 「美人立姿図」 絹本着色 ※『日本画大成』第四十一巻に図版あり
- 「円窓美人図」 絹本着色 ※同上
参考文献
[編集]- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 『日本画大成』(第四十一巻、肉筆浮世絵〈二〉) 東方書院、1934年 ※図版第142図、第143図、解説32頁
- 楢崎宗重 『肉筆浮世絵第六巻 歌麿』 集英社、1981年 ※116頁
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※111頁