薬王寺 (いわき市)
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薬王寺 | |
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所在地 | 福島県いわき市四倉町薬王寺字塙74 |
位置 | 北緯37度6分56.6秒 東経140度55分7.2秒 / 北緯37.115722度 東経140.918667度座標: 北緯37度6分56.6秒 東経140度55分7.2秒 / 北緯37.115722度 東経140.918667度 |
山号 | 延寿山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
創建年 | 大同元年(806年) |
開山 | 徳一 |
中興年 | 文安3年(1446年) |
中興 | 岩城隆忠 |
文化財 | 絹本著色弥勒菩薩像、厨子入金銅宝篋印舎利塔(以上、重要文化財)、他 |
法人番号 | 2380005006614 |
薬王寺(やくおうじ)は、福島県いわき市にある真言宗智山派の寺院。
歴史
[編集]806年(大同元年)、徳一によって開山された。一時、寺運衰微したが、1446年(文安3年)に当地の領主岩城隆忠によって中興された[1]。
江戸時代は寺領50石が与えられ、162もの末寺を擁していた。しかし、1868年(慶応4年)の戊辰戦争(磐城の戦い)の戦火で焼失した[1]。
当寺には、多くの板碑がある。これは寺に元々あったものではなく、周辺から集めたものなので、中には禅宗系の板碑もある[1]。
文化財
[編集]- 絹本著色弥勒菩薩像(重要文化財 明治39年4月14日指定)[2]
- 厨子入金銅宝篋印舎利塔(重要文化財 昭和36年6月30日指定)[3]
- 刺繍阿弥陀三尊種子懸幅(福島県指定重要文化財 昭和39年3月24日指定)[4]
- 絹本著色真言八祖像(いわき市指定文化財 昭和51年5月27日指定)[5]
- 絹本著色涅槃図(いわき市指定文化財 昭和51年5月27日指定)[5]
- 高月山阿遮院祠堂金之記(いわき市指定文化財 平成7年4月28日指定)[5]
- 奥州磐城薬王寺来由記(いわき市指定文化財 平成7年4月28日指定)[5]
- 薬王寺文書(いわき市指定文化財 平成7年4月28日指定)[5]
- 摩訶般若波羅蜜多心経(いわき市指定文化財 平成17年4月27日指定)[5]
- 正誉本古写経手鑑(いわき市指定文化財 平成17年4月27日指定)[5]
- 板石塔婆(いわき市指定史跡 平成5年3月26日指定)[5]
交通アクセス
[編集]- いわき四倉ICより車7分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 福島県高等学校地理歴史・公民科(社会科)研究会 編『福島県の歴史散歩(歴史散歩7)』山川出版社、2007年