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薯童謡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

薯童謡(ソドンヨ)は、三国遺事武王薯童説話の中に出てくる童謡のこと。

内容

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子供の頃、芋を売っていた璋(チャン=武王)が、三国一の美人と言われた新羅第26代王の真平王の三女である善花(ソンファ)姫を知り、童謡を作って子供達に歌わせた。これが薯童謡である。

原文 中期朝鮮語 和訳

善化公主主隠
他密只嫁良置古
薯童房乙
夜矣夘乙抱遺去如

善化公主선화공주니믄
ᄂᆞᆷ 그ᅀᅳ지 얼어 두고
맛둥바ᄋᆞᆯ
바ᄆᆡ 몰 안고 가다

善花公主様は
こっそり嫁入りされて
薯童を
夜にこっそり抱いて行く

これが都中の噂になり、宮中にも知れ渡り、善花姫は宮中から追い出された。薯童はこれを知り、善花姫と共に百済に移り住んだ。そこで薯童は黄金を沢山掘り出し、法師がそれを新羅の宮中へ神通力で運んだ。薯童はこうして人心を掴み王となった。

ただし、この説話は言い伝えを集めたものとされ、歴史的な事象とは捉えにくい。

脚注

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