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藤守の田遊び

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤守の田遊び(ふじもりのたあそび)は、静岡県焼津市(旧志太郡大井川町)字藤守に伝わるに民俗芸能の田楽田遊び)である。1977年(昭和52年)5月17日重要無形民俗文化財に指定された。

概要

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元亀年間(1570年 - 1573年)に現在のような形式を確立したと伝えられ、旧来は旧暦1月17日や、新暦2月17日に行われていたが、1961年(昭和30年)以降、毎年3月17日に藤守(郷)に鎮座する大井八幡宮で行われる。

当日は午前から「内祭の儀」「外祭の儀」と呼ばれる饗応儀礼および豊凶を占う的射儀礼があり、夕刻の6時頃から田遊びが始まる。芸能の奉仕者は氏子の未婚男子であり、役割は年齢階梯によって振り分けられ最も重要な役とされる「振取」は青年団の統率者が務める。奉仕者は全員が薄化粧をし女用の腰帯を数本束ねてにする。奉納される田楽は25番の演目と番外からなり、1年の農作業の行程を模擬的に演じる。

演目

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  • 番外:天狗
  • 第1番:長刀(なぎなた)
  • 第2番:振取(ふっとり)
  • 第3番:御獅子(おしし或はおしっさん)
  • 第4番:鍬入(くわいれ)
  • 第5番:荒田(あらた)
  • 第6番:寄塗(よせぬり)
  • 第7番:水口申(みなぐちもうし)
  • 第8番:鳥追(とりおい)
  • 第9番:山田
  • 第10番:徳太夫(とくだゆう)
  • 第11番:麦搗(むぎつき)
  • 第12番:田植
  • 第13番:代草(しろくさ)
  • 第14番:孕早乙女(はらみそうとめ)
  • 第15番:小編木(こざさら)
  • 第16版:早乙女
  • 第16番:高野殿(こうのとの)
  • 第18番:棒
  • 第19番:神子舞(かみこまい)
  • 第20番:間田楽(までんがく)
  • 第21番:猿田楽(さるでんがく)
  • 第22番:宝来(ほうらい)
  • 第23番:稲刈り
  • 番外:鯛釣
  • 第24番:長刀 夜明け
  • 第25番:御獅子
  • 番外:天狗

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯34度48分40秒 東経138度17分58秒 / 北緯34.81111度 東経138.29944度 / 34.81111; 138.29944