藤本流
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藤本流 ふじもとりゅう | |
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別名 | 一天藤本流 |
発生国 | 日本 |
発祥地 | 小豆島 |
発生年 | 江戸時代 |
創始者 | 藤本源七 |
主要技術 | 柔術 |
伝承地 | 香川県小豆島郡、徳島県 |
藤本流(ふじもとりゅう)は、小豆島の藤本源七が開いた柔術の流派である。
歴史
[編集]小豆島池田村の藤本源七が開いた。
藤本源七(1761-1840)は農家であったが、力が人より強く多芸であり武術を好んでよく修行していた[1]。
藤本源七は藤本流柔術を開いたが剣術は神道流を教えていた。
門人の久留島伊三郎は剣術を好み、藤本源七から神道流を学んでいる[2]。
藤本源七から数代後に阿波国にも伝わった。
内容
[編集]- 初巻 二十八手[3]
- 将棋倒、麒麟転、引倒、奏者捕、小手車、波分、鉢返、左右拍子、四寸開、左添、鼻摺、洞出、小弓、合掌、向掴、友車、肩車、引立、御前捕、烈座捕、烈座搦、引出、柄碎、布紗捕、佐無古潜、大落
- 目録巻 二十八手
- 撫倒、茂智利、臂崩、片拍子、身捨、蹴返、張落、同縺、絹被、大木倒、麒麟転、先手捕、手兼、爪捕、廻込、折居、山鳥落、羽返、雪竹、三ッ拍子、深山嵐、小手返、夢之枕、捻落、襟返、向山影、先手後手、鎬捕
系譜
[編集]- 藤本源七
流祖からの伝系不明
- 米津(阿波高志村の人)
- 新見綾太郎
- 須藤長五郎
- 布川嘉親
- 新見松太郎
- 笠井小三郎(貫心流剣術)
- 土井権左衛門
- 鳥羽茂右衛門[注釈 2](阿波西条の人、一天藤本流と相心流を学ぶ。)
- 片岡藤三郎
- 露口又十郎
- 三木彦次郎
- 今倉仲一郎
- 位頭達太
- 川端房右衛門吉政
- 平尾五平
- 柳川角太郎義兼
- 福島仙次郎
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 香川県小豆郡 編『小豆郡誌』小豆郡、1921年
- 梶原竹軒 編『讃岐人名辞書』高松製版印刷所、1928年
- 鈴木善作 編『地方発達史と其の人物 四国之巻』郷土研究社、1942年
- 土成村史編纂委員会 編『土成村史』土成村、1951年
- 笹橋儀作 著『研究と体験 徳島県柔道の変遷』1958年
- 柿島村誌編集委員会 編『柿島村史』柿島村誌刊行会、1961年
- 香川県小豆郡内海町 編『内海町史』香川県小豆郡内海町、1974
- 郷土会徳島市支部会 編『年譜第十七集 癸亥』郷土会徳島市支部会、1984年
- 香川県小豆郡池田町 編『池田町史』香川県小豆郡池田町、1984年