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藤本流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤本流
ふじもとりゅう
別名 一天藤本流
発生国 日本の旗 日本
発祥地 小豆島
発生年 江戸時代
創始者 藤本源七
主要技術 柔術
伝承地 香川県小豆島郡、徳島県
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藤本流(ふじもとりゅう)は、小豆島の藤本源七が開いた柔術の流派である。

歴史

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小豆島池田村の藤本源七が開いた。

藤本源七(1761-1840)は農家であったが、力が人より強く多芸であり武術を好んでよく修行していた[1]

藤本源七は藤本流柔術を開いたが剣術は神道流を教えていた。

門人の久留島伊三郎は剣術を好み、藤本源七から神道流を学んでいる[2]

藤本源七から数代後に阿波国にも伝わった。


内容

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初巻 二十八手[3]
将棋倒、麒麟転、引倒、奏者捕、小手車、波分、鉢返、左右拍子、四寸開、左添、鼻摺、洞出、小弓、合掌、向掴、友車、肩車、引立、御前捕、烈座捕、烈座搦、引出、柄碎、布紗捕、佐無古潜、大落
目録巻 二十八手
撫倒、茂智利、臂崩、片拍子、身捨、蹴返、張落、同縺、絹被、大木倒、麒麟転、先手捕、手兼、爪捕、廻込、折居、山鳥落、羽返、雪竹、三ッ拍子、深山嵐、小手返、夢之枕、捻落、襟返、向山影、先手後手、鎬捕


系譜

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  • 藤本源七
    • 藤本善四郎
      • 工藤嘉市郎
        • 鳥羽繁太郎(阿波西条の人)
          • 松本万平
            • 大塩力太郎重春
              • 渋谷松太郎
          • 友成七左衛門
            • 友成定次郎
          • 友成七之丞[注釈 1]
            • 森本義男(笠井小三郎の貫心流の弟子。柳生一天流柔術を友成七之丞から学ぶ。)
    • 久留島伊三郎通重

流祖からの伝系不明

  • 米津(阿波高志村の人)
  • 新見綾太郎
  • 須藤長五郎
  • 布川嘉親
  • 新見松太郎
  • 笠井小三郎(貫心流剣術
  • 土井権左衛門
  • 鳥羽茂右衛門[注釈 2](阿波西条の人、一天藤本流と相心流を学ぶ。)
    • 片岡藤三郎
    • 露口又十郎
    • 三木彦次郎
    • 今倉仲一郎
    • 位頭達太
  • 川端房右衛門吉政
    • 平尾五平
  • 柳川角太郎義兼
  • 福島仙次郎

脚注

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注釈

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  1. ^ 友成七左衛門と同一人と考えられる
  2. ^ 鳥羽繁太郎と同一人と考えられる。

出典

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  1. ^ 梶原竹軒 編『讃岐人名辞書』高松製版印刷所、1928年
  2. ^ 香川県小豆郡内海町 編『内海町史』香川県小豆郡内海町、1974
  3. ^ 郷土会徳島市支部会 編『年譜第十七集 癸亥』郷土会徳島市支部会、1984年

参考文献

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関連項目

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