藤田岳彦
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藤田 岳彦(ふじた たかひこ、1955年 - )は、日本の数学者、教育者、馬主。
中央大学理工学部教授、一橋大学名誉教授。専門は確率論、力学系、金融工学、保険数理、数学教育。
兵庫県神戸市出身[1]。京都大学教養部講師、カリフォルニア大学アーバイン校客員助教授、一橋大学商学部教授、京都大学数理解析研究所客員教授などを歴任。メディアに取り上げられることも多い。
経歴
[編集]伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
- 1974年 灘中学校・高等学校卒業
- 1978年 京都大学理学部卒業
- 1980年 京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了
- 1981年 京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中退、同年京都大学理学部数学教室助手
- 1983年 京都大学教養部講師
- 1986年 カリフォルニア大学アーバイン校客員助教授
- 1990年 京都大学理学博士
- 1991年 一橋大学法学部助教授
- 1996年 一橋大学商学部助教授
- 1998年 一橋大学商学部教授
- 2000年 一橋大学大学院商学研究科教授 兼 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
- 2002年 パリ第6大学数学学部確率学科客員研究員
- 2007年 京都大学数理解析研究所伊藤清博士ガウス賞受賞記念(野村グループ)数理解析寄附研究部門客員教授(2010年迄)
- 2011年 中央大学理工学部経営システム工学科教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授
- 2018年 東京女子大学非常勤講師
- 2019年 一橋大学名誉教授[2]
人物
[編集]高等学校用、大学生用の数学教科書を執筆し、数学オリンピック財団理事長を務めるなど、若手の数学者育成、中高生の数学教育、さらにはアクチュアリー養成にも力を入れている。
2013年にJRAの個人馬主となり、新潟馬主協会、東京馬主協会、兵庫県馬主協会会員。勝負服は、阪神タイガースファンであることから黄と黒を基調とした「黄、黒山形一本輪、袖黒縦縞」[3]。所有馬にはストキャスティーク(フランス語で「確率的」)、ウェルノウン(数学の論文でよく出てくるフレーズ)など数学に関連した馬名を付けている[4]。
また、一口馬主としてグレープブランデー、ブラストワンピース、ソーダズリングなど60頭ほどに出資。ブラストワンピースが勝った第63回有馬記念では「出資馬ということもあって大もうけした」という[4]。
2018年にグリーンチャンネル『競馬場の達人』に出演。最終レースは1番人気に賭けるのが最善の選択という「最終レースバイアス」など数学を応用した馬券理論を披露しプラス収支(+6万6550円)を達成した[4]。
連載
[編集]- 週刊Gallop - 「○○だけど馬主」コーナー連載メンバーの1人(不定期連載)