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藤若子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤若子(とうじゃくし、生没年不詳)とは、江戸時代京都の人物。

来歴

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経歴不明。文化3年(1806年)刊行の『蘭療方薬解』(広瀬獬著)に「広門先生翻訳蘭療方薬…」とはじまる跋文があり、それによれば「藤若子」という人物がこの書の挿図を「蛮彫法」、すなわち銅版画によってあらわしたとあり、「藤若子」は一時この広瀬の門人だったという。また跋文の最後に「京洛錦街 藤若子」とあることから、京の錦小路に住んでいたことがわかるが、この「藤若子」については外に閲歴や作に関して知られるものはない。なお銅版画については師伝ではないともある。

参考文献

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  • 黒田源次 『上方絵一覧』 佐藤章太郎商店、1929年 ※「藤若子」の項(438 - 439頁)