虹ヶ丘団地
虹ヶ丘団地（にじがおかだんち）は、神奈川県川崎市麻生区虹ケ丘に所在する住宅団地である。
1976年3月〜1980年代に日本住宅公団により開発・分譲された、43棟、総戸数1578戸のマンモス団地である。市境をまたいで隣接する横浜市のすすき野団地と一体化した街づくりが行われている。
再整備
[編集]1985年の虹ヶ丘2丁目の平均年齢は28.2歳だったが、2020年現在は57.5歳になる[1]など、他の多くの住宅団地同様に入居者の少子高齢化や建物の老朽化が進んでいる。高齢者の利便性向上に対する取り組みや、子育て世代を中心としたファミリー層・若年層の取り込みを積極的に行っている。
- 2015年、UR都市機構とイケアが協力する「イケアとURに住もう。」でイケアがデザインを手掛けたリノベーションを実施[2]。
- 2022年1月、隣接するエリアに東急の「nexus構想」の実証実験を行う「nexusチャレンジパーク」を開設した[3]。
- 2023年3月、東急バスが団地住民のラストワンマイルを補う自動運転モビリティの実証実験を実施[4][5]。
- 2023年11月、ロープウェーのようにワイヤを張り巡らせ、世界初の空中配送ロボットを活用した食品や日用品を届けるサービスの実証実験が行われた[1][6]。
交通
[編集]鉄道
[編集]域内に鉄道駅は設置されていない。
最寄駅は東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅、東急田園都市線のたまプラーザ駅、小田急小田原線・小田急多摩線の新百合ヶ丘駅、小田急小田原線の柿生駅になるが、いずれも2km以上離れている。
2030年開業目標として進められている横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸計画では、隣接する横浜市青葉区すすき野付近に新駅の建設が計画されている[7]。開業すれば虹ヶ丘団地の最寄り駅となる可能性が高い。
→詳細は「横浜市営地下鉄ブルーライン § 延伸計画」を参照
バス
[編集]団地と駅の区間は東急バスや小田急バスが数分間隔と頻繁に運行されている。あざみ野駅までの所要時間は15分、新百合ヶ丘駅までの所要時間は25分ほどである。団地に隣接して東急バス虹が丘営業所があり、鷺沼駅・あざみ野駅・たまプラーザ駅からの深夜バスも数多く運行されている。
周辺施設
[編集]- 教育施設
- 川崎市立虹ヶ丘小学校
- にじのそら虹ヶ丘保育園
- 麻生養護学校
- 生活施設
- 公園等
- 虹ヶ丘公園（虹ヶ丘1丁目）
- 団地内にも各所に公園が設置されている。
- テニスコート（団地内。2017年12月改装）
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “「買い物難民」解消へロボットの手、高齢化進む団地上階へワイヤで配送…専門家「ドローンより安全性高い」”. 読売新聞オンライン (2023年11月17日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “イケア、UR都市機構／イケアの部屋を賃貸”. 流通ニュース. 2020年5月2日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2022年1月20日). “東急、あざみ野に「nexusチャレンジパーク」。次世代まちづくりの実証拠点”. Impress Watch. 2024年3月31日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2023年3月7日). “東急バス、川崎市～横浜市で自動運転の運行実証 一般客乗車”. Impress Watch. 2024年3月31日閲覧。
- ^ “高齢化がすすむ団地住民の「足」問題 ラストワンマイルを補う自動運転モビリティの試み”. NEWSポストセブン. 2024年3月31日閲覧。
- ^ “川崎の団地にロープウェイ!? 世界初の空中配送システム実証へ “ドローンじゃない”がポイント”. 乗りものニュース (2023年11月7日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ “横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野～新百合ヶ丘」概略ルート・駅位置が決定しました！”. www.city.yokohama.lg.jp. 2020年10月23日閲覧。
- ^ “【横浜市青葉区】イオン系「まいばすけっと」がすすき野にオープン。首都圏４店舗同時オープンだそう。 - 中村伊知花 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム”. creators.yahoo.co.jp. 2022年6月2日閲覧。
外部リンク
[編集]北緯35度34分50秒 東経139度31分28秒 / 北緯35.58056度 東経139.52444度座標: 北緯35度34分50秒 東経139度31分28秒 / 北緯35.58056度 東経139.52444度