血管脂肪腫
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血管脂肪腫(けっかんしぼうしゅ。英語、angiolipoma)とは、血管組織を多く含んだ脂肪腫のことである。脂肪腫と同様に、良性腫瘍とされる。なお、名称こそ似ているものの、血管筋脂肪腫や血管腫とは異なる。
臨床像
[編集]発生した部位にもよるものの、一般的な脂肪腫は痛みなどを生じないことが多いのに対して、 血管脂肪腫は多くの場合で痛みを伴う [1]:624 [2] 。 また、脂肪腫は単発であることが多いのに対して、血管脂肪腫の場合はしばしば多発する [3] 。 なお、脂肪腫の中には大きさが10 cm以上に達する巨大化した症例も時に見られるのに対して、血管脂肪腫は最大径ですら1 cmから2 cm程度と小さいことが一般的である [3] 。
治療法
[編集]血管脂肪腫も、普通の脂肪腫と同様に手術によって摘出することが通例である。
出典
[編集]- ^ James, William; Berger, Timothy; Elston, Dirk (2005). Andrews' Diseases of the Skin: Clinical Dermatology. (10th ed.). Saunders. ISBN 0-7216-2921-0
- ^ Rapini, Ronald P.; Bolognia, Jean L.; Jorizzo, Joseph L. (2007). Dermatology: 2-Volume Set. St. Louis: Mosby. pp. 1838. ISBN 1-4160-2999-0
- ^ a b 脂肪腫