行者寺
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行者寺 | |
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石碑 | |
所在地 | 愛知県春日井市宮町字宮町135 |
位置 | 北緯35度15分11.5秒 東経136度56分26.3秒 / 北緯35.253194度 東経136.940639度座標: 北緯35度15分11.5秒 東経136度56分26.3秒 / 北緯35.253194度 東経136.940639度 |
山号 | 大峯山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 行者大菩薩 |
創建年 | 安永5年(1776年) |
開山 | 玉芳恵光 |
正式名 | 大峯山行者寺 |
法人番号 | 6180005008073 |
行者寺(ぎょうじゃじ)は、愛知県春日井市宮町にある臨済宗妙心寺派の寺院である。山号は大峯山。
歴史
[編集]行者寺の開山は玉芳恵光で、創建は安永5年(1776年)11日である。行者堂の明細書によると安永(1772年 - 1780年)から天明の間にかけて大峯山(大和国吉野郡)に祈願参拝する人が多く、宮町の名倉藤蔵は天明6年(1786年)正月御本尊役の行者神の「変大菩薩」を、行者堂を建て、奉安した[1][2][3][4]。
現在の堂は、文政11年(1828年)に新しく建築したものである[5]。鬼瓦に刈谷で焼成された旨の刻印がある。行者堂は明治初年前後に臨済宗瑞応寺(名古屋市北区如意)の末寺に属して臨済宗瑞応寺となった。昭和26年(1951年)4月3日に法律126条をもって宗教法人法が公布され、行者堂を改めて行者寺とし、妙心寺直属となる。本堂は大正3年(1914年)と昭和53年(1978年)に修理されている。本堂は昭和51年(1976年)5月春日井市の有形文化財に指定された[1][6][4]。
境内
[編集]境内には桜の大木が多く、桜堂と呼ばれていた[4]。
- 行者堂[7]
- 天明四申辰年五月五日の石地蔵[1]
- 寛政十二年申極月吉日の常夜燈[1]
- 文政三庚八月吉日の常夜燈[1]
- 文政五年十一月の観音石像[1]
- 天保五年の観音石像[1]
- 西行堂得芝の句碑[6]
- 如意輪観音の道しるべ[6]
-
行者堂
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手水舎
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如意輪観音
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地蔵堂
年中行事
[編集]市文化財
[編集]アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 春日井市教育委員会 1981, p. 44.
- ^ 春日井郷土史研究会 2003, p. 275.
- ^ a b c 行者寺を守る会 1983, p. 5.
- ^ a b c 春日井市史編集委員会 1986, p. 146.
- ^ 行者寺を守る会 1983, p. 50.
- ^ a b c d 春日井郷土史研究会 2003, p. 276.
- ^ 行者寺を守る会 1983, p. 41.
- ^ a b c d e f g h i j k 行者寺を守る会 1983, pp. 39–40.
参考文献
[編集]- 春日井郷土史研究会『春日井の散歩道 歴史をしのびロマンに出会う』知書之屋本舗、2003年10月。ISBN 4990154428。
- 春日井市教育委員会『春日井の寺院』春日井市教育委員会、1981年3月。全国書誌番号:81045926。
- 春日井市史編集委員会 編『春日井市史』 地区誌編3、春日井市、1986年3月。全国書誌番号:87013279。
- 行者寺を守る会『大峯山 行者寺』1983年。
- 東春日井郡役所 編『東春日井郡誌』東春日井郡役所、1923年。doi:10.11501/978680。全国書誌番号:43043039。