聖母被昇天学院女子短期大学
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聖母被昇天学院女子短期大学 | |
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大学設置 | 1967年 |
創立 | 1839年 |
廃止 | 2005年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人聖母被昇天学院 |
本部所在地 | 大阪府箕面市如意谷1-13-23 |
学部 |
英語科 心理学科 |
聖母被昇天学院女子短期大学(せいぼひしょうてんがくいんじょしたんきだいがく、英語: Assumption Junior College[1])は、大阪府箕面市如意谷1-13-23に本部を置いていた日本の私立大学である。1967年に設置され、2005年に廃止された。大学の略称は聖母被昇天、アサンプション。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 学校法人聖母被昇天学院[2]により設置された日本の私立短期大学。
- カトリック系短期大学の一つとして[3]、キャンパスは大阪府箕面市に所在し、当初は入学定員40名の英語科のみ[4]で1967年に開学。
- 2001年には心理学科の増設により2学科となった。
- 2003年の入学生を最後に[注釈 1]、短期大学としての使命を終え、昇天[5][6]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 「誠実・喜び・隣人愛」
教育および研究
[編集]- 当初の専門教育は、英語のみであったが後に心理学に関する専門教育も行われるようになった。英語科には「観光」と「コミュニケーション」の各コースがあった。
- 一般教育科目には「キリスト教概説」と称した科目があった
学風および特色
[編集]- フランス・パリに本部があるカトリックの聖母被昇天修道会が設立母体である。
- 小規模な短大で、校舎は系列の聖母被昇天学院小学校・中学校・高等学校と隣接かつ一体化し、その他施設も全て共有。また短大校舎は、小学校校舎、中学校・高等学校校舎よりも小さかった。
- 当初は小学校からの14年一貫女子教育を目的として設立された短大であったが、系列高校において内部進学希望者がごく少数しかいないという状態が長く続いており、このことが閉学の要因の一つとなった[注 1]。
- 閉学の数年前まで聖母被昇天学院小学校・中学校・高等学校の冬服のジャンパースカートと同じ柄(黒と白の千鳥格子)の制服(スーツ)があった。(主に系列高校以外からの入学者とその保護者からの反発により廃止された。)
沿革
[編集]- 1839年 フランスにおいて「聖母被昇天修道会」が発足する[9]。
- 1967年
- 1976年
- 1986年 英語科の入学定員を80→140に臨時増員される[17][注 5]。
- 1987年 聖母被昇天学院女子短期大学に名称変更される。
- 2001年 心理学科[注釈 2]を増設[19]。英語科の入学定員140[20]→70に減員[21][22]。
- 2003年 学生募集最後となる[注釈 1]。
- 2005年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 大阪府箕面市如意谷1-13-23
象徴
[編集]- 聖母被昇天学院女子短期大学のカレッジマークは聖母マリアの「M」と、その尊称として伝統的に与えられている「レジナ・チェリ(Regina-Caeli)」の頭文字である「R」を組み合わせたものの上部にティアラの絵をデザインしたものとなっていた。ちなみに、ティアラは、聖母マリアが地上において全ての人の母として讃えられる存在であることを示している。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- なし
取得資格について
[編集]研究
[編集]- 『聖母被昇天学院女子短期大学紀要』CiNii 雑誌-聖母被昇天学院女子短期大学紀要
- 「エミリ・ディキンスンの死の詩について」[27]
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]学園祭
[編集]- 「紫苑祭」
大学関係者と組織
[編集]大学関係者組織
[編集]- 卒業生は「聖母被昇天同窓会」に所属している。
施設
[編集]キャンパス
[編集]- 聖堂・図書館・体育館・学生ラウンジほか。殆どの施設は元々系列校と一緒に使用していたものであり、現存する。
学生食堂
[編集]- あり
対外関係
[編集]他大学との協定
[編集]イギリス
[編集]オーストラリア
[編集]系列校
[編集]- 聖母被昇天学院小学校・中学校・高等学校(現アサンプション国際小学校・中学校・高等学校)
- 聖母被昇天学院幼稚園(現アサンプション国際幼稚園)
卒業後の進路について
[編集]編入学・進学実績
[編集]- 京都精華大学・京都ノートルダム女子大学・龍谷大学・追手門学院大学・大阪経済大学・大谷女子大学・関西大学・帝塚山学院大学・梅花女子大学・プール学院大学・桃山学院大学・神戸海星女子学院大学・聖和大学ほか[28][29]。
注釈
[編集]注釈グループ
[編集]補足
[編集]出典
[編集]- ^ CiNii 雑誌-聖母被昇天学院女子短期大学紀要より
- ^ 学校法人名簿 昭和42年度より。
- ^ 宗教ハンドブックより。
- ^ 短期大学教育 (22)より。
- ^ a b 文教協会'2006.
- ^ a b 文教協会'2011, p. 283.
- ^ 文部省'99, p. 78.
- ^ 文教協会'1999.
- ^ a b 日本の私立短期大学より。
- ^ 文部省年報 第94年(昭和41年度)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和43年版より。
- ^ 大学資料 (22)より。
- ^ 短期大学教育 (33)より。
- ^ 短期大学教育 (34)より。
- ^ 文部省'76, p. 49.
- ^ 大学資料 (99)より。
- ^ 文部省'86, p. 65.
- ^ リクルート'2000.09.
- ^ a b 旺文社'2000.05, p. 348.
- ^ 時事通信社'2000.05.
- ^ 文教協会'2001.
- ^ 文教協会'2003.
- ^ 文教協会'2004.
- ^ 晶文社'02, p. 391.
- ^ 聖母被昇天学院女子短期大学'1999, p. 16-17.
- ^ Kwansai review (6)
- ^ 聖母被昇天学院女子短期大学'1999, p. 11,19.
- ^ 旺文社'2000.05, p. 458.
参考文献
[編集]- 文部省『全国学校総覧 昭和52年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
- 『短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用』旺文社 。
- 著者『リクルートキャリアガイダンス 32(5)(337)』リクルート 。
- 著者『内外教育 (5109);2000・5・19』時事通信社 。
- 晶文社出版編集部『全国短期大学受験案内 2003年度用』晶文社出版 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度』文教協会 。
- 聖母被昇天学院女子短期大学『ASSUMPTION JUNIOR COLLEGE COLLEGE GUIDE 2000』聖母被昇天学院女子短期大学。