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西井開

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西井 開(にしい かい、1989年 ‐ )は、日本社会学者臨床心理士。専門は臨床社会学臨床心理学男性学[1]。非モテ男性に関する研究に加えて、非モテ当事者研究グループを運営している。

経歴

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大阪府大阪市生まれ。会社員、NPO職員、無職などを経て、立命館大学人間科学研究科人間科学専攻博士後期課程を修了。2023年に「不安定な男性性にかんする臨床社会学 : 非-マジョリティ男性の精神衛生上の課題をめぐって」で博士(人間科学)を取得した[2]

研究・活動

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修士論文をもとにした書籍『「非モテ」からはじめる男性学』を2021年に刊行した。本書について、社会学者の須藤康介は、「結婚研究から独立して、「非モテ」そのものを分析した、先駆的な研究」と評している[3]

モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ「ぼくらの非モテ研究会」の発起人であるほか、男性の語り合う場をつくる任意団体「Re-Design For Men」代表を務めている[4]

著書

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単著

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  • 『「非モテ」からはじめる男性学』集英社新書、2021年、ISBN: 9784087211764

共編者

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  • ぼくらの非モテ研究会編、『モテないけど生きてます : 苦悩する男たちの当事者研究』、青弓社、2020年、ISBN: 9784787234766

共著

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  • 澁谷知美・清田隆之編、『どうして男はそうなんだろうか会議——いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと』、筑摩書房、2022年、ISBN: 9784480864796
  • 高橋幸・永田夏来編、『恋愛社会学 : 多様化する親密な関係に接近する』、ナカニシヤ出版、2024年、ISBN: 9784779517662

脚注

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