西倉和子
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西倉 和子(にしくら かずこ)は、日本の分子生物学者。米国ウィスター研究所教授。RNA編集と遺伝子サイレンシングの分野で世界をリードする学者である。miRNAがRNA編集酵素の基質である事を発見し、これが脳機能や代謝調節にも関わっていることを解明した。最近(2013年現在)では、RNA編集を触媒するADAR1とRNA干渉装置であるDicerとの物理的結合とその意義を明らかにした。[1]
経歴
[編集]- 石川県に育つ。金沢大学教育学部附属高等学校卒業。
- 1972年 金沢大学薬学部卒業[2]。
- 同大大学院薬学研究科修士課程修了。
- 1976年-1980年 英国MRC分子生物学研究所において、マックス・ペルーツの研究室でヘモグロビン構造と機能を、ジョン・ガードンの研究室にて遺伝子発現制御の研究を行う[3]。
- 1979年 医学博士(大阪大学)。論文の題は「Identification of histidine-122α in human haemoglobin as one of the unknown Bohr groups by hydrogen-tritium exchange(トリチウム交換法によるヒトヘモグロビン・Bohr効果に関与するアミノ酸残基(α鎖122番目ヒスチジン)の同定)」[1]。
スタンフォード大学を経て、
脚注
[編集]- ^ 博士論文書誌データベース