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西光寺 (阿南市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西光寺
所在地 徳島県阿南市那賀川町赤池185番地
位置 北緯33度56分25.4秒 東経134度39分49.7秒 / 北緯33.940389度 東経134.663806度 / 33.940389; 134.663806
山号 己心山
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 不動明王
創建年 神亀年間(724年729年
開山 行基
正式名 己心山 平等院 西光寺
文化財 平島公方墓所「公方と一族の墓二十一基」(阿南市指定文化財)、「平嶋庄内惣講識寄進状之事」一通(阿南市指定有形文化財)
法人番号 3480005004375 ウィキデータを編集
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西光寺(さいこうじ)は、徳島県阿南市那賀川町赤池にある真言宗大覚寺派寺院。山号は己心山。本尊は不動明王阿波公方菩提寺として有名。

歴史

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足利義冬細川持隆に伴われ、阿波に来た折に一時逗留した。その後、平島館に遷った。足利(源)義冬の来住は天文3年(1534年)ともいわれる[1]

足利義稙足利義栄室町幕府二代の公方、足利義冬以下阿波公方である足利義助足利義景足利義辰足利義武足利義宣の5人とその縁者の墓21基を持つ[2]足利義根の阿波退去の折には、義根に寺請証文を出している。その後、徳島藩より、阿波公方歴代の墓守料五十石を寄付されている。

1942年昭和17年)に火災が発生し、本堂の焼失などがあったが、仁王門などは現存している。仁王門の左右には金剛力士立像2躯存在する。参道から境内に向かって、右に阿形像、左に吽型像が安置されている。像高は6尺余り[3]

明治元年にも、火災が発生している。それまでは、伽藍を持つなど規模の大きな寺であった。平等院の号は、昭和17年の火災の焼け残りから出てきた資料からで、そもそもどういう理由で、いつからその名前だったのかは、不明である。

本寺には旧国宝(現行法の重要文化財に相当)の木造阿弥陀如来像があったが、1942年の火災で焼失した[4]。また阿波の古学者である高橋赤水の墓がある[5]

交通

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脚注

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  1. ^ 田中省造・しゃくなげ会編『徳島県寺院事典(中)ー県南の寺院』106頁、2000
  2. ^ 村井道明編著「那賀川町の平島公方関係墓碑について 付録 高橋赤水関係年譜」1頁、2006.9
  3. ^ 阿波学会編「総合学術調査報告 那賀川町 阿波学会紀要第41号」192頁、1995.3
  4. ^ 文化庁編『戦災等による焼失文化財(増訂版)美術工芸品編』、便利堂、1983
  5. ^ 有馬卓也『近世阿波漢学史の研究 古学者高橋赤水』2頁 中国書店 2007.3

参考文献

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  • 「平島公方史料集」

関係項目

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