西原 (鹿屋市)
西原 | |
---|---|
鹿屋航空基地の滑走路 | |
北緯31度22分36.591秒 東経130度50分5.539秒 / 北緯31.37683083度 東経130.83487194度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 鹿屋市 |
面積 | |
• 合計 | 5.346 km2 |
人口 | |
• 合計 | 8,289人 |
• 密度 | 1,600人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
893-0064[3] |
市外局番 | 0994(鹿屋MA)[4] |
ナンバープレート | 鹿児島 |
運輸局住所コード | 46502-0612[5] |
なお、数値は一部四捨五入した。 |
西原(にしはら)は、鹿児島県鹿屋市の町丁。西原一丁目から西原四丁目までがあり、西原一丁目から西原四丁目のうち西原二丁目・西原三丁目の一部を除き全域で住居表示が実施されている[6]。旧肝属郡鹿屋町中名の一部、旧鹿屋市西原町の一部。郵便番号は893-0064[3]。2020年3月時点での人口は5,689人、世帯数は2,849世帯である[1]。
地理
[編集]西原は鹿屋市の南部[要検証 ]位置する。北で上谷町と、東で新栄町や新生町と、西で今坂町や野里町と、北西で郷之原町と、南は田崎町と接する。北部は山林が多く[要検証 ]、南部の平地に人口、家屋ともに密集している。
鹿屋市総合計画区域においては、上谷町、新生町、大浦町、郷之原町、今坂町、上野町、野里町とともに旧西原町にあたる西原地区を、鹿屋市地域福祉計画区域においては、先述の西原地区を構成する町名、小野原町、天神町、船間町、古江町、古里町、白水町、海道町、花岡町、根木原町、花里町、有武町、小薄町、高牧町と鹿屋第一・花岡地区を形成する[7]。
地価
[編集]2021年(令和3年)3月31日の公示地価によれば、下記の西原の住宅地における地価は次の通りである[8]。
- 国土交通省
- 西原2丁目24-19(鹿屋1) : 20,300円/m2
- 西原1丁目12-26(鹿屋5-3) : 27,100円/m2
河川
[編集]- 下谷川
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
西原の歴史は域内にある鹿屋航空基地の歴史と結びつきが強い。昭和初期、現在の西原にあたる地域は低地[要検証 ]が広がっており、北田・上谷の集落が伸びているにすぎなかったが1936年4月1日に大日本帝国海軍鹿屋海軍航空隊が創設されると[9]、航空工廠工員の住宅、官舎が次々と域内に建設され、現在の基礎となる住宅団地ができた。太平洋戦争末期の1945年3月18日、鹿児島県内最大の特攻隊基地である大日本帝国海軍鹿屋海軍航空隊鹿屋航空基地があったため、西原は空襲の被害を受けた[10]。
沿革
[編集]- 1941年 - 航空工廠工員の西原住宅が現在の西原1丁目にあたる地域に建設される。
- 1942年 - 供養松原海軍住宅が現在の西原2丁目にあたる地域に建設される。
- 1950年 - 町名設置により大字中名から、西原町が成立。
- 昭和30年代 - 清風園が西原1丁目にあたる地域に、あけぼの住宅とひばり住宅が西原2丁目にあたる地域に、平和住宅が西原3丁目にあたる地域に、桜ヶ丘団地が西原4丁目にあたる地域に建設された。他にも、航空隊東官舎や西官舎、国家公務員宿舎などが建設され、住宅団地が形成された。
- 1963年 - 西原土地区画整理事業が始まる。
- 1970年1月1日 - 西原地区で住居表示がされ、西原町が西原1丁目から4丁目に分割され、新栄町および上谷町が設置される[11]。
- 2015年3月16日 - 西原1丁目にあった、域内唯一の交番であった西原交番が鹿屋中央交番に統合される。
施設
[編集]西原一丁目
[編集]西原二丁目
[編集]西原三丁目
[編集]- 鹿屋市立鹿屋看護専門学校[25]
- 海上自衛隊鹿屋航空基地[26][27]
- 鹿屋航空基地史料館[28]
- 鹿屋市観光物産総合センター[29][30]
- 西原健康運動公園[31]
- 国土交通省大隅河川国道事務所鹿屋国道維持出張所[32]
西原四丁目
[編集]- 鹿屋合同庁舎 - 複数の国の出先機関が入居
- 鹿屋桜ヶ丘簡易郵便局[38]
- かのやコミュニティ放送本部[39]
- 桜ヶ丘病院[40]
交通
[編集]鉄道
[編集]域内に鉄道駅はない。近隣駅からは、10km以上離れている。
道路
[編集]- 一般国道
- 市町村道
- 市道古前城線
- 市道郷ノ原線
バス
[編集]人口
[編集]2020年(令和2年)9月30日時点の鹿屋市の住民基本台帳による町内会ごとの人口及び、世帯数は以下の通りである[1]。
町内会 | 世帯数〔人〕 | 男性〔人〕 | 女性〔人〕 | 合計〔人口〕 |
---|---|---|---|---|
西原1丁目 | 943 | 850 | 1,072 | 1,922 |
西原2丁目東 | 320 | 318 | 344 | 662 |
西原2丁目西 | 1,080 | 1,030 | 1,131 | 2,161 |
西原3丁目 | 620 | 632 | 587 | 1,219 |
西原4丁目 | 966 | 878 | 1,008 | 1,886 |
航空隊[45] | 439 | 399 | 40 | 439 |
また、域内の一部がDID地区(2015年)に含まれるが、1丁目から4丁目の全てで人口減少の傾向が1995年から2015年にかけて、見られた[46]。
小・中学校の学区
[編集]2020年(令和2年)4月1日時点では、市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[47]。
町丁 | 地区 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
西原1丁目 | 全域 | 鹿屋市立西原小学校 | 鹿屋市立第一鹿屋中学校 |
西原2丁目 | 13番から16番、19番から20番に限る | ||
13番から16番、19番から20番を除いた全域 | 鹿屋市立西原台小学校 | ||
西原3丁目 | 12番地のみ[48] | ||
12番地を除いた全域 | 鹿屋市立西原小学校 | ||
西原4丁目 | 全域 | 鹿屋市立西原台小学校 |
脚注
[編集]- ^ a b c “統計かのや(令和2年度版)”. 鹿屋市 (2021年9月10日). 2022年1月11日閲覧。
- ^ 鹿屋市の住民基本台帳における2020年9月30日時点の西原1丁目(1,922人)、西原2丁目東(662人)、西原2丁目西(2,161人)、西原3丁目(1,219人)、西原4丁目(1,886人)の各町内会および航空隊(439人)の人口を合計したもの。町内会と町・大字の区域が必ずしも合致しないことに留意。
- ^ a b “郵便番号 - 鹿児島県”. 日本郵便. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “住居表示実施地区”. 鹿屋市 (2021年4月1日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ “区域設定の単位” (PDF). 鹿屋市. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “標準地の単位面積当たりの価格等 - 46 鹿児島県” (PDF). 国土交通省. 2022年1月30日閲覧。
- ^ 『海上自衛隊鹿屋航空基地40年誌』p.7
- ^ “太平洋戦争が始まり、戦後が始まった地「鹿屋」~「鹿屋会談」から「進駐軍上陸」まで”. 鹿屋市教育旅行ガイド. 2022年1月22日閲覧。
- ^ “住居表示新旧対照表(上谷町)” (PDF). 鹿屋市 (2020年2月25日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋市立女子高等学校”. ホームページ. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “ホームページ”. 鹿屋市立西原小学校. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋西原郵便局 (かのやにしはらゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋西原1丁目公民館”. NAVITIME. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “店舗一覧”. 鹿児島銀行. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋キリスト教会”. いのちのことば社 (2022年1月25日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ “ホームページ”. 鹿屋市立第一鹿屋中学校. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋松原簡易郵便局 (かのやまつばらかんいゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “西原地区学習センター”. 鹿屋市. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “鹿屋運動公園”. 公益社団法人鹿児島県観光連盟. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋運動公園”. NAVITIME. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “さくら保育園”. 鹿屋市. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “さくら保育園の概要”. さくら保育園. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “鹿屋市立鹿屋看護専門学校”. 鹿屋市. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “海上自衛隊鹿屋航空基地”. NAVITIME. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “のホームページ”. 海上自衛隊鹿屋航空基地. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “海上自衛隊鹿屋航空基地史料館”. かのやファン倶楽部. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “鹿屋市観光物産総合センター”. 一般社団法人鹿屋市観光協会. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “鹿屋市観光物産総合センター”. 一般社団法人日本観光振興協会. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “西原運動公園”. 鹿屋市 (2022年1月4日). 2022年1月30日閲覧。
- ^ 大隅河川国道事務所の紹介 事務所の位置図・道案内 大隅河川国道事務所公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ 鹿児島地方法務局 鹿屋支局(かのやしきょく) 鹿児島地方法務局公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ 鹿屋(かのや)税務署 国税庁公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ 鹿屋労働基準監督署ご利用案内 鹿児島労働局公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ 鹿屋駐在所 九州農政局公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ アクセス 自衛隊鹿児島地方協力本部公式サイト、2022年1月31日閲覧。
- ^ “鹿屋桜ヶ丘簡易郵便局 (かのやさくらがおかゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “ホームページ”. かのやコミュニティ放送. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “医療法人大徳会 桜ヶ丘病院”. 鹿児島県医師会. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2022年1月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “航空隊前(鹿児島県)の時刻表 路線一覧”. NAVITIME. 2022年1月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “鹿屋女子高前の時刻表 路線一覧”. NAVITIME. 2022年1月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “西原(鹿屋市西原)〔鹿児島交通〕”. NAVITIME. 2022年1月30日閲覧。
- ^ 海上自衛隊鹿屋航空基地の営内居住者。西原3丁目町内会とは別個に計上されている。
- ^ “鹿屋市都市計画マスタープラン 第2部 現況と課題” (PDF). 鹿屋市. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “鹿屋市立小中学校区表(令和2年4月1日現在)” (PDF). 鹿屋市. 2022年1月30日閲覧。
- ^ 海上自衛隊鹿屋航空基地新生宿舎。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
外部リンク
[編集]- 鹿児島県鹿屋市西原1丁目 (46203021001) | 国勢調査町丁・字等別境界データセット - Geoshapeリポジトリ
- 鹿児島県鹿屋市西原2丁目 (46203021002) | 国勢調査町丁・字等別境界データセット - Geoshapeリポジトリ
- 鹿児島県鹿屋市西原3丁目 (46203021003) | 国勢調査町丁・字等別境界データセット - Geoshapeリポジトリ
- 鹿児島県鹿屋市西原4丁目 (46203021004) | 国勢調査町丁・字等別境界データセット - Geoshapeリポジトリ
関連項目
[編集]- 西原(曖昧さ回避ページ)