西川信春
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西川 信春(にしかわ のぶはる、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]師系・経歴不明。天保2年(1831年)からその翌年にかけて、大坂で俳書の挿絵と役者絵を描いたことが知られるのみである。
作品
[編集]- 『新滑稽発句集』 ※雑排集、天保2年刊行。素行堂松鱸撰、西川信春挿絵
- 「けいせい/御てん女中 岩井紫若」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※天保3年、中の芝居の所作事『希露恵秋草』より。「しろき歯に きぬをきせたる 長夜哉 紫若」の句あり
- 「子もり/白拍子 岩井紫若」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※同上。「酔ふとても 色香は薄し ことし酒 紫若」の句あり
- 「牛若丸・岩井紫若 僧正坊・片岡仁左衛門」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※同上。「登られし 名も有ものを 天狗たけ 我童」の句あり
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 『上方役者絵集成』(第2巻) 財団法人阪急学園池田文庫、1998年