西村克彦
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西村 克彦(にしむら かつひこ、1920年2月15日 - 1992年4月3日[1])は、刑法学者。
大阪府生まれ。1943年東京帝国大学法学部卒。1946年岡山大学法学部助教授、教授、1962年「共犯論序説」で九州大学法学博士。1971年青山学院大学教授、1988年定年退任、獨協大学教授。
著書
[編集]- 『刑事学序説』有斐閣 1955
- 『刑罰の心理』酒井書店 1956
- 『法心理学』文昭社 1956
- 『法心理学的刑法観』法政大学出版局 1959
- 『共犯論序説』法政大学出版局 1961
- 『共犯問答』酒井書店 1962 のち信山社出版
- 『共犯理論と共犯立法』法政大学出版局 1962 のち信山社出版
- 『共犯の分析』一粒社 1966
- 『犯罪形態論序説』有信堂 1967
- 『犯罪形態論』良書普及会 1969
- 『罪責の構造』鳳舎 1971 のち信山社出版
- 『犯罪論講話』成文堂 1976
- 『無罪の構造』鳳舎、1977 のち信山社出版
- 『強盗罪考述』一粒社 1983
- 『暴力犯群像』良書普及会 1984
- 『日本国刑法の前途』成文堂 1986
- 『近代刑法の源泉 文献解題録』信山社出版 1990
- 『死生太平記 反脳死論序説』ゆまに書房 1990 ゆまに/のん/ふぃくしょん
- 『反脳死論 いのちの挽歌』信山社出版 1990
- 『刑法運用論』成文堂 1991
- 『犯罪論の省察』信山社出版 1992
- 『法心理学考述』信山社出版 1992
共著
[編集]- 『仮釈放の研究』林知己夫共著 東京大学出版会 1955
翻訳
[編集]- ルイス『犯罪者 その法及び社会との関係』関屋正彦共訳 刑務協会 1949
- オルーフ・チンベリー『刑事学の根本問題』酒井書店 1956
- エドモンド・カーン『法と人生 裁判官の胸のうち』法政大学出版局 1957
- アーサー・ケストラー『絞首刑』青林書院 1959
- G.ジルボーグ『犯罪行為と刑罰の心理』一粒社 1960
- H.ジョーンズ 『犯罪の条件 その心理と対策』紀伊国屋書店 1966
- G.B.ヴォルド『犯罪学 理論的考察』東京大学出版会 1970
- W.シーゲル『法学 この非能率的なるもの』平良共訳 鳳舎 1971
- M.ギンスバーグ編著『法と世論 20世紀のイギリスにおける』戸田尚共訳 勁草書房 1971
- ウィリアム・シーグル『西洋法家列伝 ハンムラビからホームズまで』成文堂 1974
- E.キッパー『フォイエルバッハ伝 近代刑法学の父』良書普及会 1979
- カール・B.レーダー『死刑物語 起源と歴史と犠牲者』保倉和彦共訳 原書房 1982 文化史選書
- カール・B.レーダー『戦争物語 人類に平和が保てるか?』原書房 1983 文化史選書
- カール・ブルノー・レーダー『独裁者の研究 歴史に学ぶ権力の秘密と手口』プレジデント社 1984
- A.v.フォイエルバッハ『カスパー・ハウザー』1991 福武文庫
- アンゼルム・フォイエルバッハ『バイエルン犯科帳』町田行男共訳 白水社 1991
- エドモンド・カーン『正義感 人間を中心とした法律観』信山社出版 1992
- 『近代刑法の遺産』ベンサム,リヴィングストン、ヘップ,フランツ・フォン・リスト,ユーイング 信山社出版 1998
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.451
参考
[編集]- 西村克彦教授退職記念号 青山法学論集 1988-03
- 『死生太平記』著者紹介