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西桟橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西桟橋。遠景に見える島は西表島

西桟橋(にしさんばし)は、沖縄県八重山郡竹富町字竹富地先にある桟橋である。2005年平成17年)12月26日黒島伊古桟橋とともに国の登録有形文化財に登録されている。竹富島の西岸に位置する。

歴史

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1938年昭和13年)に建設された竹富島で最初の近代的桟橋で、延長105.3m、幅員4.38m[1]石灰岩を乱積して、両側面をコンクリート壁としている。先端部分は、干潮時にも使用できるように幅の広い斜路上に形成されている。

竹富島には農耕地が少なかったため、復帰前の1972年までは、西表島に水田を作り、耕作のために「イタフニ」と呼ばれるをくり抜いた船や帆船で長時間かけ通っていた。その間は西表島に隣接する風土病のない由布島田小屋を造設し、寝泊まりをした。西桟橋はそのための港として整備されたものである。行政の支援がほとんどなかったため、住民の労力供出によって建設されたと伝えられる。近年では漁のための船着き場として利用されていた。[2][3]

1971年頃まで使用されていたが[1]、現在は桟橋としては使用されておらず、現在では夕陽を眺望する名所として観光名所になっている[2][3]

脚注

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  1. ^ a b 黒島の伊古桟橋 竹富の西桟橋 国の有形文化財に登録 緩やかな規制が特徴 地域活性化に活用も 八重山毎日新聞、2005年9月24日
  2. ^ a b 西桟橋と「なごみの塔」 琉球新報、2006年5月29日
  3. ^ a b 環境省設置現地看板による。

外部リンク

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座標: 北緯24度19分53.38秒 東経124度4分44.71秒 / 北緯24.3314944度 東経124.0790861度 / 24.3314944; 124.0790861 (西桟橋)