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西武D21形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西武D21形ディーゼル機関車(せいぶD21がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて西武鉄道に在籍していた入換用液体式ディーゼル機関車である。

D21・D22の2両が在籍し、いずれも車軸配置は B であるが、経歴、形態は大きく異なる。

D21

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西武鉄道の前身である武蔵野鉄道が1944年昭和19年)に成田鉄道D1001形ディーゼル機関車を譲り受けたもので[1]、凸形の車体を持つ。一度は売却されたものの1963年(昭和38年)に買い戻され[1]、同年に西武所沢車両工場で液体式へ改造された。新製扱いでD21形D21として竣功、拝島線建設などに使用された[1]1969年(昭和44年)に除籍され、以降は保線用機械となっていたが、1977年(昭和52年)に解体された[1]

D22

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西武鉄道が蒸気機関車の下回りを流用して1957年昭和32年)に西武所沢車両工場で製造したもので[2]、L形の車体を持つ。当初D1形D1と称していたが、1963年(昭和38年)にD21形D22となった[1]。所沢、横瀬で入換に使用されていたが[1]1983年(昭和58年)にD15形D16に置き換えられ[1]、廃車・解体された。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 『鉄道ピクトリアル』2002年4月臨時増刊号(通巻716号)「私鉄車両めぐり」 合併後の車両 ディーゼル機関車 p.240
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』1992年5月臨時増刊号(通巻560号)「私鉄車両めぐり」 現有形式各論 D15形(D16) p.268