合角ダム
表示
(西秩父桃湖から転送)
合角ダム | |
---|---|
左岸所在地 | 埼玉県秩父市上吉田4850-1 |
位置 | |
河川 | 荒川水系吉田川 |
ダム湖 | 西秩父桃湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 60.9 m |
堤頂長 | 195.0 m |
堤体積 | 170,000 m3 |
流域面積 | 32.1 km2 |
湛水面積 | 56 ha |
総貯水容量 | 10,250,000 m3 |
有効貯水容量 | 9,250,000 m3 |
利用目的 | 洪水調節・不特定利水・上水道 |
事業主体 | 埼玉県 |
施工業者 | 鹿島建設・間組・株木建設 |
着手年 / 竣工年 | 1970年 / 2001年 |
出典 | [1] |
備考 | 水特法指定 |
合角ダム(かっかくダム)は、埼玉県秩父市、一級河川・荒川水系吉田川に建設されたダム。高さ60.9メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節・不特定利水・上水道を目的とする、埼玉県営の多目的ダムである。ダム湖(人造湖)の名は西秩父桃湖(にしちちぶももこ)といい、秩父郡小鹿野町にまたがる。
地理
[編集]小鹿野町を源流とする吉田川が秩父市の旧吉田町地区との境(現・秩父市との境界)付近に建設されたダムである。2001年(平成13年)完成。吉田川及び荒川の治水と秩父市(旧・吉田町)への上水道供給を目的としている。ダム本体は秩父市だが、人造湖である西秩父桃湖は秩父市と小鹿野町にまたがる[2]。近くを埼玉県道282号藤倉吉田線が通るほか、倉尾小学校や吉田元気村、カタクリの群生地がある。
ダム名の「合角」(かっかく)はダム建設により水没した合角地区にちなむものであるが[3]、「ごうかく」とも読めることから、合角ダム管理所では受験生とその家族に向けた縁起物として、合角ダムのダムカードの入手を薦めている[4]。桃湖とはいうものの、命名当時、桃の木は周辺になかった。当時の埼玉県知事である土屋義彦の長女、市川桃子の名と読みが同じであり、また、入り口にも、土屋直筆の石碑の揮毫が掲げられている。これらの私物化は「土屋県政の汚点」として挙げられている。ただし2003年当時、埼玉県と地元の吉田町・小鹿野町がダム湖名を公募したところ、「もも湖」「桃湖」など「ももこ」が一番多かったのも事実である。投票理由は「桃源郷の里にしたい」等であった[5]。
脚注
[編集]関連項目
[編集]- ダム
- 日本のダム - 日本のダム一覧
- コンクリートダム - 重力式コンクリートダム - 日本の重力式ダム一覧
- 多目的ダム - 日本の多目的ダム一覧
- 都道府県営ダム
- 水源地域対策特別措置法
- 二瀬ダム - 滝沢ダム - 浦山ダム
- 日本のダム一覧
- 関東地方のダム一覧