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西表野生生物保護センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西表野生生物保護センター
Iriomote Wildlife Conservation Center

地図
西表野生生物保護センター
地図
施設情報
愛称 IWCC
専門分野 自然環境
事業主体 環境省
延床面積 704m2
開館 1995年7月12日
所在地 907-1432
日本の旗 日本
沖縄県八重山郡竹富町古見
位置 北緯24度19分51秒 東経123度54分32秒 / 北緯24.33083度 東経123.90889度 / 24.33083; 123.90889座標: 北緯24度19分51秒 東経123度54分32秒 / 北緯24.33083度 東経123.90889度 / 24.33083; 123.90889
外部リンク https://iwcc.jp/
プロジェクト:GLAM
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第1展示室(リニューアル前)
イリオモテヤマネコ「よん」の剥製

西表野生生物保護センター(いりおもてやせいせいぶつほごセンター、Iriomote Wildlife Conservation Center)は、沖縄県八重山郡竹富町にある野生生物保護センターである。

概要

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野生生物保護センターは、環境省種の保存法に基づき希少野生動植物種の保護を目的として設置する施設であり、イリオモテヤマネコ等の希少野生生物の保護増殖活動や調査・研究、普及啓発活動を行っている[1]。敷地面積6,662m2、延床面積704m2鉄筋コンクリート構造2階建て。本センターの施設内には、環境省の西表自然保護官事務所も設けられている。

1995年7月12日に開設[2][3]2021年12月11日から一般向け展示施設を閉館して全面改修を行い、2022年7月11日にリニューアルオープンした[4][5][6]

本センターでは、一般向け展示のほか、交通事故に遭ったイリオモテヤマネコの保護等も行っている。1996年8月6日に保護されたイリオモテヤマネコの「よん」(個体識別番号W-48)は、事故の後遺症が残り野生復帰が困難であったため、2011年4月9日に死亡するまで飼育下では最長の14年8ヶ月にわたって本センターで飼育され、センター内のモニターではライブ映像が放映された[7][8][9][10]

主な展示・施設

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  • ようこそ西表島
  • イリオモテヤマネコと豊かな生物多様性 - 「山」、「山奥」、「人里」、「海」のコーナーごとに生息する生物の剥製や写真を展示。イリオモテヤマネコやカンムリワシに関する展示も行われている。
  • 野生動物をまもる取り組み - 環境省や関連機関の取り組みを紹介するパネル等を展示。島内の道路でのイリオモテヤマネコとの事故回避を目指すドライビングシミュレーターも設置されている。
  • なかゆくい西表ライブラリー
  • レクチャールーム[5][11]

施設概要

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  • 開館時間 10:00-17:00
  • 入館料 無料
  • 休館日

交通

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    • 大原港(仲間港)より県道215号で約15分。「野生生物保護センター」の看板を左折。
    • 上原港(船浦港上原地区)より県道215号で約45分。「野生生物保護センター」の看板を右折。
  • バス - 西表島交通「野生生物保護センター」停留所下車。徒歩約10分(約700m)[13]

脚注

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  1. ^ センター施設情報”. 西表野生生物保護センター. 2023年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月26日閲覧。
  2. ^ 八重山 近・現代史 略年表 1989年(平成元)1月8日~1998年(平成10)12月31日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
  3. ^ 環境用語集:「西表野生生物保護センター」”. EICネット. 一般財団法人環境イノベーション情報機構 (2009-10-.14). 2023年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月26日閲覧。
  4. ^ “環境省 島の自然環境保全に理解を 西表野生生物保護センター 改修で施設機能向上へ”. 八重山毎日新聞. (2020年1月18日). オリジナルの2020年1月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200118045827/http://www.y-mainichi.co.jp/news/36073/ 
  5. ^ a b “リニューアルで展示充実 西表、野生生物保護の拠点 環境省”. 八重山日報. (2022年7月2日). オリジナルの2022年7月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220702010846/https://yaeyama-nippo.co.jp/archives/18933 
  6. ^ 西表野生生物保護センターリニューアルオープンについて』(プレスリリース)環境省沖縄奄美自然環境事務所、2022年6月22日。オリジナルの2022年7月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220706034806/https://kyushu.env.go.jp/okinawa/pre_2022/post_184.html 
  7. ^ “15歳1ヵ月「よん」死ぬ 最長寿イリオモテヤマネコ”. 琉球新報. (2011年4月12日). オリジナルの2011年4月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110414012425/http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-176001-storytopic-5.html 
  8. ^ “さようならヤマネコの“よん” 交通事故から生き延び人工飼育14年8ヶ月最長記録”. 八重山毎日新聞(TEFトラ・ゾウ保護基金). (2011年4月12日). オリジナルの2012年4月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120419084534/http://www.jtef.jp/yamanekonews_110412.html 
  9. ^ イリオモテヤマネコ飼育下個体の死亡について』(プレスリリース)環境省沖縄奄美自然環境事務所、2011年4月11日。オリジナルの2021年10月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211026091650/http://kyushu.env.go.jp/okinawa/pre_2011/0413a.html 
  10. ^ よん(W48)の死亡のお知らせ”. 西表野生生物保護センター. 2020年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
  11. ^ 令和2年度(繰越)西表野生生物保護センター展示制作及び改修工事” (PDF). 環境省沖縄奄美自然環境事務所. 2023年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
  12. ^ 開館日・開館時間”. 西表野生生物保護センター. 2023年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月26日閲覧。
  13. ^ 交通アクセス”. 西表野生生物保護センター. 2023年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月26日閲覧。

外部リンク

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