西関隆夫
表示
西関 隆夫 | |
---|---|
生誕 | 1947年2月11日 |
死没 | 2022年1月30日(74歳没) |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 情報科学 |
研究機関 | 関西学院大学、東北大学、カーネギーメロン大学 |
出身校 | 東北大学 |
プロジェクト:人物伝 |
西関 隆夫(にしぜき たかお、1947年2月11日[1] - 2022年1月30日[2])は、日本の情報科学者。専門は離散数学、グラフ理論、アルゴリズム論。東北大学名誉教授。関西学院大学理工学部元教授。
経歴
[編集]1947年、福島県須賀川市に生まれる。1969年、東北大学工学部通信工学科卒業[1]。1971年、同大学大学院工学研究科電気及通信工学専攻修士課程修了[1]。1974年、同大学大学院工学研究科電気及通信工学専攻博士後期課程修了[1]。工学博士[1]。
同年4月、東北大学工学部助手[1]。1976年6月、同大学助教授[1]。1977年4月から1978年3月まで、カーネギーメロン大学数学科客員研究員[1]。1988年4月、東北大学工学部通信工学科教授[1]。2008年4月から2010年3月まで東北大学大学院情報科学研究科研究科長[1]。2010年定年退職[1]、東北大学名誉教授。
2010年4月から2015年3月まで、関西学院大学理工学部情報科学科教授、2016年4月から2018年10月まで北陸先端科学技術大学院大学監事(非常勤)を務めた。
受賞歴
[編集]- 1989年5月 電子情報通信学会論文賞[1]
- 1992年6月 情報処理学会創立30周年記念論文賞[1]
- 1994年9月 日本応用数理学会論文賞[1]
- 1999年3月 電気通信普及財団賞[1]
- 2003年3月 船井情報科学振興賞[1]
- 2006年4月 国際コミュニケーション基金優秀研究賞[1]
- 2008年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞[1]
- 2008年5月 電子情報通信学会業績賞[1]
- 2008年12月 ISAAC 2008 Best Paper Award[1]
顕彰
[編集]- Association for Computing Machinery (ACM) Fellow.[3]
- 電子情報通信学会名誉員・フェロー[4]。
- 情報処理学会フェロー[5]。
- Bangladesh Academy of Science, Foreign Fellow[6]。
- IEEE Life Fellow[7]。
主要論文
[編集]- Takamizawa, K.; Nishizeki, T.; Saito, N. (1982), “Linear-time computability of combinatorial problems on series-parallel graphs”, Journal of the ACM 29 (3): 623–641, doi:10.1145/322326.322328, MR666771.
- Chiba, Norishige; Nishizeki, Takao (1985), “Arboricity and subgraph listing algorithms”, SIAM Journal on Computing 14 (1): 210–223, doi:10.1137/0214017, MR774940.
- M Ito, A Saito, T Nishizeki, Secret sharing scheme realizing general access structure, Electronics and Communications in Japan, Volume 72, Issue 9, pages 56–64, (1989). http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ecjc.4430720906/abstract
- N Chiba, T Nishizeki, S Abe, T Ozawa, N Chiba, T Nishizeki, S Abe, T Ozawa, Journal of Computer and System Sciences, Volume 30, Issue 1, pages 54–76 (1985). http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0022000085900042
著書
[編集]- T Nishizeki, N Chiba, Planar graphs: Theory and algorithms, Annals of Discrete Mathematics, monograph 32, ISBN 978-0486466712
- Nishizeki, Takao; Rahman, Md. Saidur (2004), Planar Graph Drawing, Lecture Notes Series on Computing, 12, World Scientific, doi:10.1142/5648, ISBN 981-256-033-5, MR2112244.
- 斎藤 伸自、千葉 則茂、西関 隆夫 (著):離散数学 (電気・電子・情報工学基礎講座) 朝倉書店 (1989) ISBN 978-4254227338
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 東北大学史料館「業績目録(西関隆夫)」『東北大学教員業績目録』第1136巻、東北大学史料館、2010年3月。
- ^ “追悼抄 西関隆夫先生を偲んで”. app.journal.ieice.org. 2022年5月30日閲覧。
- ^ Dr. Takao Nishizeki ACM Fellow 1996-
- ^ フェロー称号贈呈者 < 情報・システム ソサイエティ >
- ^ 情報処理学会フェロー称号受賞記事
- ^ Bangladesh Academy of Scienceによる業績紹介
- ^ IEEE Fellow 受賞者 IEEE Tokyo Section