観閲式
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観閲式(かんえつしき)は、自衛隊などにおいて実施される式典および総合訓練。諸外国の観兵式に相当する。
概要
[編集]自衛隊
[編集]駐屯地・基地の創立記念や方面隊・師団・連隊など各部隊の創隊記念に行われる記念式典である。主に国民や地域住民などに対して自衛隊の活動に理解を得るためや周辺国に対する牽制の意味で行われる。
観閲官
[編集]観閲式の観閲官は原則として主催する部隊などの長となるが、中央観閲式などは内閣総理大臣が観閲官となる。
また、主催が各部隊であっても師団・旅団などにおいて重要な地域の部隊編成完結式を兼ねている場合は、防衛大臣などの高官が観閲官となり部隊などの長は観閲式執行者若しくは部隊指揮官として本式典を執行・指揮する。
観閲部隊指揮官
[編集]原則として観閲官が主催部隊の長の場合は当該主催部隊の副長が観閲部隊の指揮官となり、本式典における観閲部隊を指揮するが、一部例外があり観閲官と同一階級にある部隊の長が複数所在する場合は、序列上において下級者が観閲部隊指揮官を務める場合もあるほかに、中隊規模が複数所在する小規模駐屯地の場合は駐屯地業務隊長が部隊指揮官になる例もあり、一概に決まっている訳では無い。
観閲式等
[編集]以下は主な観閲式
- その他の組織
- 海上保安庁観閲式 - 東京湾羽田沖で行われる。
- 警視庁機動隊観閲式・警視庁年頭視閲式 - 明治神宮外苑・聖徳記念絵画館前で行われる。
- 日本航空学園創立記念式典・唯一日本の高等学校で観閲行進を行っている。
- 陸上自衛隊高等工科学校創立記念式典や入校式、卒業式で行なっている