言志四録
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『言志四録』(げんししろく) 『言志録』(げんしろく) 『言志後録』(げんしこうろく) 『言志晩録』(げんしばんろく) 『言志耋録』(げんしてつろく) | ||
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著者 | 佐藤一斎 | |
国 | 日本 | |
言語 | 漢文 | |
公式サイト | [1][2][3][4] | |
コード |
ISBN 4-06-158274-7 ISBN 4-06-158275-5 ISBN 4-06-158276-3 ISBN 4-06-158277-1 | |
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『言志四録』(げんししろく)は、佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって書いた語録。「指導者のためのバイブル」と呼ばれ、現代まで長く読み継がれている。
概要
[編集]『言志録』、『言志後録』、『言志晩録』、『言志耋(てつ)録』の4書の総称である[1]。総1133条。
- 言志録:全246条[1]。佐藤一斎42歳(1813年)から53歳(1824年)までに執筆されたもの[1]。
- 言志後録:全255条[1]。佐藤一斎57歳(1828年)から67歳(1838年)までに執筆されたもの[1]。
- 言志晩録:全292条[1]。佐藤一斎67歳(1838年)から78歳(1849年)までに執筆されたもの[1]。
- 言志耋(てつ)録:全340条[1]。佐藤一斎80歳(1851年)から82歳(1853年)までに執筆されたもの[1]。
四書五経や易経から引用された文章が多く[1]、処世学としても精神修養の書としても高く評価された[1]。
三学戒
[編集]- 『言志晩録』第60条
少くして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
出典
[編集]参考文献
[編集]- 佐藤一斎 著、川上正光全訳注 編『言志四録(一)言志録』講談社〈講談社学術文庫274〉、1979年1月。ISBN 4-06-158274-7。
- 佐藤一斎 著、川上正光全訳注 編『言志四録(二)言志後録』講談社〈講談社学術文庫275〉、1979年3月。ISBN 4-06-158275-5。
- 佐藤一斎 著、川上正光全訳注 編『言志四録(三)言志晩録』講談社〈講談社学術文庫276〉、1980年1月。ISBN 4-06-158276-3。
- 佐藤一斎 著、川上正光全訳注 編『言志四録(四)言志耋録』講談社〈講談社学術文庫277〉、1981年12月。ISBN 4-06-158277-1。
- 西郷隆盛 著、山田済斎 編『西郷南洲遺訓 附 手抄言志録及遺文』岩波書店〈岩波文庫〉、1939年2月。ISBN 4-00-331011-X。
- 西郷隆盛 著、山田済斎 編『西郷南洲遺訓 附 手抄言志録及遺文』岩波書店〈ワイド版岩波文庫〉、2006年1月。ISBN 4-00-007265-X。
- 『言志四録』全1133条から西郷隆盛が101条を選んだ「手抄言志録」を収録。69頁に佐藤一齋略傳を収録。
- 齋藤孝『最強の人生指南書 佐藤一斎「言志四録」を読む』祥伝社〈祥伝社新書205〉、2010年6月。ISBN 978-4-396-11205-9。
- 佐藤一斎 『言志四録 座右版』 久須本文雄全訳注、講談社、1994年。ISBN 978-4-06-207292-2。初版は1987年
- 抜粋版 『「言志四録」心の名言集』 細川景一編、講談社、2004年。ISBN 978-4-06-212384-6