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調布浄水場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
調布浄水場
Chōfu Purification Plant
現在の調布浄水場跡地。沈殿池跡は湿生植物園になっている。
同ろ過池跡。こちらは野草植物園になっている。地下貯水池からの脱気塔が残っている。
いずれも大田区多摩川台公園内。
所在地 東京都大田区田園調布3丁目57-5番地
管理運営 東京都水道局
通水 1918年(大正7年)
廃止 1967年(昭和42年)7月15日
処理方式 緩速濾過
敷地面積 6,717m2
給水区域 大田区の一部
標高 ろ過池満水面+25.450m、地盤高配水池付近+25.910m
配水池満水面+24.240m、地盤高沈殿池付近+29.150m
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調布浄水場(ちょうふじょうすいじょう、英称:Chōfu Purification Plant)は、東京都大田区田園調布にあった東京都水道局浄水場である。廃止当時の正式部署名は「東京都水道局玉川浄水管理事務所調布浄水場」であった。

現在の跡地は多摩川台公園の中で浄水場であったことを残すため、ろ過池・沈殿池をなるべくそのままの形で水生植物園・植物園に転用し、地下貯水場は水生植物園への貯水に利用しており、当時の姿が偲ばれる。

概要

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荏原水道組合の浄水場として竣工した。原水は多摩川の伏流水を取水して砂ろ過のうえ、ろ過水は大田区の一部に送水していた。

沿革

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特徴

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普通沈殿池
総容量2,888m3、1池の有効容量1,000m3、総水深1.240m、有効水深3.030mで2池あった。沈殿時間は16時間を要し、沈殿した汚泥は希釈して多摩川に掻寄放流していた。
緩速ろ過池
総面積414m2、1池の有効面積206m2、水深2.580mm、標準ろ速3.64m/日で2池あった。
配水池
総容量530m3、有効容量242m3、総水深3.330m、有効水深3.030mで2池あった。
高架水槽
総容量111.36m3、有効容量110.00m3、総水深6.934m、有効水深6.325m、総高24.534mで1基あった。
配水ポンプ
揚水量1.5-1.7 m3/min、揚程38-42.7m、電動機出力18.6 kW(25馬力)の電直横軸2段渦巻ポンプ1台及び電直横軸2段タービンポンプ2台を用いている。ポンプは酉島製作所及び荏原製作所が製造、電動機は明電舎が製造した。
塩素滅菌設備
水道機工が製造したOHS型湿式で、最大注入能力0.3-1.0kg/hの塩素滅菌機を3台用いた。

アクセス方法

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周辺施設

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脚注

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  1. ^ 多摩川に塩水防止ダム『東京朝日新聞』昭和11年2月9日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p484 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)

座標: 北緯35度35分19.8秒 東経139度40分03.3秒 / 北緯35.588833度 東経139.667583度 / 35.588833; 139.667583