諸戸精太
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諸戸 精太[1](もろと せいた、1885年(明治18年)10月11日[2] - 1931年(昭和6年)10月2日)は、日本の地主[3]、三重県多額納税者[4][5]、資産家[1][6]、実業家。諸戸タオル代表社員[5]。族籍は三重県平民[7][8]。氏は諸戸氏、家名は諸戸家。
経歴
[編集]三重県桑名郡桑名町(現桑名市)生まれ[1]。三重県の富豪初代諸戸清六の次男[7][8]。二代目諸戸清六の兄[3][5]。1907年、分家して一家を創立する[1][7][8]。農業、林業、養魚業を営む[5]。傍ら諸戸精太商会を主宰し、高級タオルの製織を為し、業礎を築く[9]。
諸戸殖産合名会社、合名会社諸戸精太商会[7]、諸戸タオル合名会社各代表社員、保証責任西諸戸家信用購買販売利用組合理事長、桑名商工会長、桑名郡動力組合長、桑名郡水産会長などをつとめる[5]。昭和6年10月2日、熱海にて敗血症により[10]死亡。
人物
[編集]趣味は茶の湯[5]。貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[2]。三重県在籍で[5]、住所は三重県桑名郡桑名町太一丸[7][8]。
栄典
[編集]家族・親族
[編集]- 諸戸家
- 祖父・清九郎(1813 - 1860/1/27)
- 祖母・みか(1814 - 1886/3/3)
- 父母
- 父・初代諸戸清六(1846/2/21 - 1906/11/12)
- 母・もと(基子 三重県人、後藤覚左衛門の三女、1852 - 1890/7/30) [12]
- 継母・志賀(志賀子 岐阜県人、国島徳三郎の姉、1860/9/22 - 1944/7/24)
- 兄弟
- 長姉・たい (鯛子、多以子 1872 - 1897/1/23)- 諸戸三郎 - 諸戸脩三(アイシンAW会長)、諸戸靖史(八戸工業大学教授)
- 次姉・つね(恒子、常子 1874/11/22 - 1949/12/19、愛知県人、糟谷縫右衛門の弟糟谷貞吉の妻)
- 三姉・蝶子 (1878 - 1878/7/20、早世)
- 長兄 民一郎 (1881 - 1881/10/11、早世)
- 四姉・梅子 (1883 - 1887/5/9、早世)
- 長弟・七郎 (1887 - 1887/9/13、早世)
- 次弟・二代目清六(1888年 - 1969年、諸戸殖産社長)
- 妹・ひさ(久子 1889/7/23 - ?、愛知県人高橋彦次郎の次男高橋正彦の妻)
- 妹・とめ(留子 1890/7/30 - ?、三重人人木村誓太郎三男、木村敬義(木村平蔵の養子)の妻)
- 配偶者
- 妻・とき(1893年1月 - 1959/9/26、愛知県人、森栄七の妹)[5]
- 長男・精文(1912/2/6 - 1998/1/4、諸戸タオル社長)[9]
- 長男妻・綾子(1916/8/26 - 2001/7/16、山梨県知事・本間利雄長女)
- 精文長女・治子(1939/5/25 - 、内外ゴム社長・岡崎藤雄妻)
- 治子長女・真子(1965/2/26 - 、岡谷辰夫妻)
- 治子二女・文子(1967/2/25 -)
- 精文長男・精孝(1942/8/7 - 、諸戸林業代表取締役)
- 精孝妻・美與子(1946/2/12 - 、服部時計店監査役・服部武三郎の三女)
- 精孝長男・清光(1972/5/29 - )
- 精孝長女・公子(1975/3/14 - )
- 精文二女・和子(1945/11/7 - 東京衡機製造所社長・岡崎由雄(前述岡崎藤雄の弟)妻)
- 和子長女・真由子(1971年4月 - 、伊澤平一次男・治平妻)
- 和子二女・和香子(1972年12月 -)
- 精文二男・精康(1949/1/20 - 、諸戸タオル代表取締役)
- 精康前妻・真紀子(1949/1/27 - 1978/8/11、伊藤忠不動産常務・藤野弘の長女、死別。)
- 精康長女・圭(1977/3/19 -)
- 精康後妻・典子(1952/11/16 - 、前述藤野弘の二女)
- 精康後妻・修子(阿部公照長女)
- 精文長女・治子(1939/5/25 - 、内外ゴム社長・岡崎藤雄妻)
- 他親戚
- はとこ・北郎-(1873年9月 - 1951年、砂防工学者・林学者・東京大学名誉教授)諸戸清三の長男、先代諸戸清吉の養子となる。家族に養母みつ、妻ちせ、長男、元一(1902年12月-?)、長女、敏子(1902年10月- ?)がいる。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『大正人名辞典』639頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月26日閲覧。
- ^ a b 『貴族院多額納税者名鑑』貴族院多額納税議員互選者住所氏名 三重県224頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第8版』モ64頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第35版附録』附録 全国多額納税者 三重県30頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『人事興信録 第9版』モ62 - 63頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ a b c d e 『人事興信録 第4版』も4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第5版』も5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年2月6日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第12版 下』モ63頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月5日閲覧。
- ^ moroto_papers_photobook1_H2603_1s.pdf 42頁 諸戸北郎氏の日記 より、36頁も参照
- ^ a b c d 『紺綬褒章名鑑 賞勲局百年資料集 大正8年〜昭和16年』120 - 121、197頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年2月18日閲覧。
- ^ 『諸戸家略系譜』より 2024年7月17日閲覧
参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
- 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
- 東洋新報社編『大正人名辞典』東洋新報社、1917年。
- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
- 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
- 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。
- 交詢社編『日本紳士録 第35版附録』交詢社、1931年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
- 総理府賞勲局編『紺綬褒章名鑑 賞勲局百年資料集 大正8年〜昭和16年』大蔵省印刷局、1986年。
- 人事興信所編『人事興信録 第42版 下』人事興信所、2003年。