警視庁 (大韓帝国)
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大韓帝国の警視庁(けいしちょう、朝鮮語: 경시청《キョンシチョン》)は、内部(内務省)に設けられた地方官庁である。
概要
[編集]大韓帝国では、1905年(光武9年)日本の警務顧問・丸山重俊により警察制度の近代化が図られた。「警視庁」はその一つで、当時の日本の警視庁を参考に、既存の警務庁を改組して1906年(光武10年)2月設置された。翌1907年7月警視庁に改称する。
東京の警視庁が東京府を管轄するように、大韓帝国の警視庁も漢城府(現ソウル特別市)を管轄した。(1908年1月から7月まで京畿道も管轄)
警視総監には日本人が、警視副監(副総監)には韓国人が任ぜられた。
1910年(隆熙4年)6月24日日本への警察権委託に関する覚書が締結されたことにより同月30日廃止となり、警視庁の業務は統監府警察官署(1910年7月1日設置)、韓国併合後は朝鮮総督府警察の「警務総監部」に引き継がれた。
組織
[編集]1909年(隆熙3年)時点
- 総監官房
- 文書係、高等警察係、皇宮警察係、会計係
- 第一課
- 警務係、消防係
- 第二課
- 保安係、訊問係、衛生係
警察署
[編集]1909年(隆熙3年)時点
- 中部警察署
- 東部警察署
- 西部警察署
- 北部警察署
- 南部警察署
- 銅峴警察分署
- 龍山警察署