谷口正次
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谷口 正次(たにぐち まさつぐ、1938年 - )は、日本の工学者、資源・環境ジャーナリストである。京都大学大学院経済学研究科元特任教授、資源・環境戦略設計事務所代表、NPO法人ものづくり生命文明機構副理事長などを務める。
人物
[編集]東京都出身。九州工業大学工学部鉱山工学科を卒業後、1960年小野田セメント株式会社に入社。同社常務取締役、秩父小野田株式会社専務取締役、太平洋セメント株式会社専務取締役などを歴任。2001年屋久島電工社長の傍ら、1998-2008年国連大学ゼロエミッション・フォーラム産業界代表理事として地球環境問題に取り組む。2008年資源・環境戦略設計事務所代表。2006-2009年国際日本文化研究センター共同研究員、千葉商科大学政策情報学部非常勤講師、2014-2016年京都大学大学院経済学研究科特任教授。現在はNPO法人ものづくり生命文明機構副理事長、サステナビリティ日本フォーラム理事も務める[1]。
経歴
[編集]- 1938年-東京都生まれ
- 1960年-九州工業大学工学部鉱山工学科卒業
- 1960年-小野田セメント株式会社入社
- 1993年-小野田セメント株式会社常務取締役
- 1996年-秩父小野田株式会社専務取締役
- 1998年-太平洋セメント株式会社専務取締役
- 1998年-国連大学ゼロエミッション・フォーラム産業界代表理事
- 2001年-屋久島電工代表取締役社長
- 2006年-国際日本文化研究センター共同研究員
- 2006年-千葉商科大学政策情報学部非常勤講師
- 2008年-資源・環境戦略設計事務所代表
- 2014年-京都大学大学院経済学研究科特任教授
- 2014年-NPO法人ものづくり生命文明機構理事、サスティナビリティ日本フォーラム理事、一般社団法人クラブ・エコファクチュア理事
著書
[編集]- 『資源採掘から環境問題を考える―資源生産性の高い経済社会に向けて(国連大学ゼロエミッションフォーラムブックレット)』(海象社、2001)
- 『入門・資源危機―国益と地球益のジレンマ』(新評論、2005)
- 『メタル・ウォーズ』(東洋経済新報社、2008)
- 『次に不足するのは銅だ メタル資源の限界』(アスキー・メディアワークス、2008)
- 『メタル・ストラテジー』(東洋経済新報社、2009)
- 『教養としての資源問題 ―今、日本人が直視すべき現実』(東洋経済新報社、2011)
- 『オーシャン・メタル―資源戦争の新次元』(東洋経済新報社、2012)
- 『自然資本経営のすすめ: 持続可能な社会と企業経営』(東洋経済新報社、2014)
- 『経済学が世界を殺す』(扶桑社新書、2017)
- 『懐かしい未来: オデッセイ思考』(東洋経済新報社、2018)