豊岡復興建築群
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豊岡復興建築群(とよおかふっこうけんちくぐん)は、兵庫県豊岡市の大開通りを中心に点在する近代化遺産群である。
1925年(大正14年)5月23日に発生した北但大震災では、旧豊岡市や城崎町を中心に、多くの建物が倒壊または火災により焼失した。大開通りの豊岡駅通商店街や、宵田通りの宵田商店街(カバンストリート)には、震災後に復興した建物が多く残っており、1934年(昭和9年)に完成した旧兵庫県農工銀行豊岡支店(現:豊岡市役所南庁舎別館)は、国の登録有形文化財に登録されている。2009年(平成21年)には見学会が実施されるなど、保存・活用の取り組みが行なわれている。
参考文献
[編集]- 『神戸新聞』2009年3月21日付、「北但大震災 80年前の復興建築“探検”」
- 『神戸新聞』2007年2月22日付、「北但大震災復興建築群 鉄筋の街火災が教訓」
- 石田松蔵、『目で見る豊岡の文化史』、豊岡市教育委員会発行、1965年12月
- 豊岡市史- 下巻(明治以降の通史)、豊岡市発行