豊島継男 (ヴァイオリン製作者)
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豊島 継男(とよしま つぐお、1947年 - )は、日本のヴァイオリン製作家[1]。
経歴
[編集]小学生のとき、ラジオで「ツィゴイネルワイゼン」を聴き、ヴァイオリンに魅せられる[3]。 中学1年の時にヴァイオリンを手にし、独学で演奏を学び始め、秋田県立秋田工業高等学校を卒業して秋田大学の職員となるかたわら、市民オーケストラに参加するなどした[2]。
やがて、ヴァイオリンの修理に関心を寄せるようになり、1981年に公務員を退職して上京し、楽器店に勤めた[2]。 1983年に渡英し、ヴァイオリンの修理や製作の知識、技術を学んだ後、1986年に帰国して、東京都渋谷区代々木に工房を構えた[1]。
1990年に、再度渡英して、オイルニスの研究に従うとともにヴィオラを製作、1992年にはイタリアのクレモナに移って欧米各地の製作者コンクールに参加した[1]。
1998年に帰国し、世田谷区池尻で製作を始め、2007年に世田谷区三軒茶屋へ移り、さらに2009年に秋田県大仙市に帰郷して工房を設け、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの製作を続ける[1]。
2024年の時点で、豊島は、日本弦楽器製作者協会、アメリカ・ヴァイオリン製作者協会、関西弦楽器製作者協会の会員である[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “当工房について プロフィール”. 豊島ヴァイオリン製作工房. 2024年3月22日閲覧。:同一内容がある第三者のサイト - “弦楽器製作者 豊島継男 Toyoshima Tsuguo”. ヴァイオリンプラザ西宮. 2024年3月22日閲覧。
- ^ a b c “インタビュー ヴァイオリン製作者 豊島継男さん”. サキガケ・アド・ブレーン. 2024年3月22日閲覧。 - 初出は、郷 2011.2 vol86
- ^ 松本健太朗 (2011年4月23日). “実家に工房 母世話しながら 遅咲きのバイオリン職人=秋田”. 読売新聞・東京朝刊・秋田: p. 29
関連項目
[編集]- 木野雅之 - 豊島作のヴァイオリンの愛用者のひとり
外部リンク
[編集]- 豊島ヴァイオリン工房 - 公式サイト
- やり直し 第15回 豊島 継男(2011.09.05) - 関西弦楽器製作者協会