赤い夕陽の三度笠
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「赤い夕陽の三度笠」 | ||||
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橋幸夫 の シングル | ||||
B面 | 旅寝の子守唄 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 演歌 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター(SV-744) | |||
作詞・作曲 |
佐伯孝夫(作詞) 吉田正(作・編曲) | |||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
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「赤い夕陽の三度笠」は、1968年8月5日に発売された橋幸夫の100枚目のシングルである(SV-744)。
概要
[編集]- 潮来笠でデビューした橋幸夫は、多くの股旅ものを発表し、その大半は恩師にあたる作詞家佐伯孝夫、作曲家吉田正によって制作されたものである。本作も両者によって制作された股旅物で、シングルリリース100枚目にあたる。当時、橋自身はこのことは意識していなかったが、「佐伯。吉田両先生の股旅物という(橋にとって)基本中の基本ですから、100枚目の企画という意識は会社にはあったかもしれない」としている[1]。
- 著書のなかで「デビューして丸8年で100枚、自分で言うのはヘンですが、よくやって来たな」と回顧している[2]。
- 股旅物とはいえ、「ベースもエレキ・ベースの音」となっており、初期のものとは異なっている。潮来笠が♪=64、沓掛時次郎が♪=67に対して本作は♪=128となっている[3]。「8Beat Rock」と指定されていた「佐久の鯉太郎」に近い楽曲である。
- 潮来笠以来、何度か三味線で共演の静子とは、股旅ものでの共演は本作が最後となった。(最終共演は81年2月の『昭和音頭』)
- 橋はこの年の第19回NHK紅白歌合戦で2回目となる白組トリをつとめ、本作を歌唱。間奏では舟木一夫、西郷輝彦と立ち回りを演じている。
- c/wの「旅寝の子守唄」も佐伯、吉田による作品、こちらは旧来型の作品となっている
収録曲
[編集]- 赤い夕陽の三度笠
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 旅寝の子守唄
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
共演
[編集]収録アルバム
[編集]- 『颯爽!橋幸夫 股旅名曲集』(2005年3月9日)<COLEZO!>復刻版
- 『<TWIN BEST>』(1998年11月6日)
- 『股旅演歌ベスト<潮来笠から子連れ狼まで>』(1986年5月21日)
- 『吉田正 自撰77曲(下)』(1998年7月23日)
.....他
出典
[編集]- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 75頁
- ^ 前掲書 前掲頁
- ^ ビクターエンタテインメント『吉田正大全集~-1948-1197~/楽譜・歌詞集』2004/12 44,51,93頁