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赤口日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

赤口日(しやくこうにち・しゃっこうにち)とは、陰陽道の八嶽卒神が支配する日であり、公事・訴訟・契約などの凶日とされる。

陰陽道においては赤口神太歳神の王都の東門の番神)が八鬼の鬼神使役し、それを八日周期で一鬼ずつ遣わして守護させるという。

赤口神が使役する八鬼の鬼神(八大鬼
一番目の鬼神:兜雞羅神(とけいらしん)
二番目の鬼神:摩醯首羅神(まけいしゆらしん・まけいしゅらしん)
三番目の鬼神:閻獄受神(えんごくじゆしん・えんごくじゅしん)
四番目の鬼神:八嶽卒神(はちごくそつしん・はちごくそっしん)
五番目の鬼神:羯摩大神(かつまたいじん)
六番目の鬼神:閻羅刹神(えんらせつしん・えんらせっしん)
七番目の鬼神:雷電光神(らいでんくわうしん・らいでんこうしん)
八番目の鬼神:廣目頭神(くわうもくとうしん・こうもくとうしん)

これらの日のうち、使役する鬼神の一鬼(四番目の八嶽卒神)が八面八臂の凶神であるため、その日を赤口日とし凶日とされる。

現在の民間での六曜信仰に、赤舌日とともになんらかの形で影響したと考えられている。

関連項目

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