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赤木曠児郎

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赤木 曠児郎(あかぎ こうじろう、1934年昭和9年)1月3日[1] - 2021年令和3年)2月15日)は、日本の洋画家

人物

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岡山県岡山市下田町(現:岡山市北区田町二丁目、中央町)に生まれる。第2次大戦後、家が戦災で焼け出されたため各地移転。その後、現住所(岡山市東区西大寺)において、母が洋裁学校を開き、そこに住む。父は国鉄職員。

岡山大学理学部物理学科を卒業後フランスに渡り、長らくパリに在住していた。油彩水彩リトグラフによるパリ、フランスの風景を描き続ける。ル・サロン展油絵金賞を受賞し、終身無鑑査。その他フランス大統領賞、フランス学士院絵画賞受賞等。

また、岡山県の山陽放送に月に1回「パリ通信」、山陽新聞に「フランス日本・遠眼鏡」を寄稿している。

経歴

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  • 1934年(昭和9年) - 岡山市生まれ
  • 1956年(昭和31年) - 国立岡山大学理学部物理学科卒
  • 1963年(昭和38年) - 渡仏・パリ在住 パリ高等国立美術学校ブリアンション教室・マテー教室/外人聴講生在籍

(以来フランスの各種具象美術団体展に出品)

  • 2021年(令和3年) - 2月初旬にパリから帰省した後、2月15日に岡山市の実家で死去[2]

受賞

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  • 1971年(昭和46年) - サロン・デ・ザルチスト・フランセ (ル・サロン) 水彩画部金賞(フランス)
  • 1974年(昭和49年) - サロン・デ・ザルチスト・フランセ (ル・サロン) 絵画部金賞・終身無鑑査(フランス)
  • 1975年(昭和50年) - ツーロン美術館国際展第一席フランス大統領賞(フランス)
  • 1994年(平成6年) - 紺綬褒章 (日本)
  • 1998年(平成10年) - 紺綬褒章棒章 (日本)
  • 2000年(平成12年) - カーニュシュールメール・グリマルディー美術館 国際美術展版画金賞 (フランス)
  • 2002年(平成14年) - サロン・ナショナル・デ・ボザール (SNBA) 展ピュビス・ド・シャバンヌ賞(フランス)
  • 2002年(平成14年) - 外務大臣表彰・銀盃 (日本)
  • 2005年(平成17年) - 旭日小綬章 (日本)
  • 2011年(平成23年) - サロン・ドートンヌ2011年絵画賞 友の会より受賞(フランス)
  • 2014年(平成26年) - 芸術文化勲章シュバリエ (フランス)
  • 2014年(平成26年) - フランス学士院2014年度ベルダゲー絵画賞 フランス芸術院より受賞(フランス)
  • 2019年(平成31年) - パリ15区市民メダル(フランス)
  • パリ15区、ブールジュ市、ツール市、デゼルチン市、マント・ラ・ジョリ市、グレ・シュール・ロアン市、キンシー・スー・セナール市、ル・プレッシ・トレビス市、カーニュ・シュール・メール市、ブロア市、ロワール・エ・シェール県庁等各地の展覧会に名誉主賓招待、県・市・金賞などを受賞している他に、渡仏以来ファッションジャーナリストとしても昭64年頃まで活躍、1975年(昭和50年)フランスモード産業振興功労ジャーナリストとして「金の針褒章」を、フランス婦人服プレタポルテ連盟から授与もされている。

展覧会 フランス

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  • 1978-1979 : «私のパリ» カルナバレ美術館(パリ)
  • 1986 : "アカギのパリ アルシテクチュール"展 文部省国立女子高校生会館主催、日本大使館後援.
  • 1993 : "アカギのパリ "展 三越エトワール (パリ東京友好都市10周年記念)
  • 1998 : "アカギのパリ "展 トロカデロ図書館.
  • 2002 : "アカギ 日出る国から東のパリ"展 パリ20区区役所
  • 2002 : «回顧招待作家展 キスリングとアカギ»サロン・デ・アンデパンダン.
  • 2004 : "アカギのパリ40年 1963-2003" パリ市立カルバナレ美術館分室地下遺構美術館(パリ).
  • 2008 : "日仏交流150周年記念行事「マチュラン・メウーとアカギ"展 パリ9区区役所、ブルターニュ会館
  • 2009 : "知られているアカギと未知のアカギ[3]" パリ5区区役所.
  • 2012 : "ようこそ ! パリ8区" アカギ展 パリ8区区役所.
  • 2015 : "アカギ サンタモン・モンロン ピラミッド"展 サンタモン・モンロン市
  • 2016 : "アカギのパリ版画百景"展 ビランドリー城 ロワール地方
  • 2019:"85歳記念赤木曠児郎展 "パリ15区区役所

美術館収蔵

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  • 1975 ツーロン市立美術館, フランス
  • 1979-1981, 1987, 1991-1993, 2013 パリ市立カルナバレ美術館 パリ (128作品: 3油絵、125水彩), フランス.
  • 1981-2013 パリ市立セルヌスキー美術館, パリ、 (1油絵,1版画), フランス.
  • 1981-2002 熱海MOA美術館 (2油絵、1水彩), 日本.
  • 1991 バチカン美術館 (1油絵) イタリア
  • 1993 上野の森美術館, 東京 (1油絵)
  • 1993 京都府文化博物館 (1油絵), 日本.
  • 1993-1998 岡山県立美術館 (5 油絵, 2 水彩、 53 山陽新聞連載挿絵原画), 日本.
  • 1993-2005 倉敷市立美術館 (3 油絵), 日本.
  • 1998-2009 ワコー美術館, 笠岡 (3 油絵), 日本.
  • 2001 高梁市立成羽美術館 (1 水彩),日本.
  • 2002-2014 グレ・シュール・ロン市立美術館 (1油絵、 2水彩),フランス.
  • 2003-2005 パトリシア・クラーク美術館 (1油絵, 2水彩), アイオワ州, アメリカ.
  • 2014 トゥルーズ-ロートレック美術館 (1 水彩), アルビ、フランス.

その他収蔵

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  • 1971-1973 フランス国家買上げ (2油絵), フランス.
  • 1983 岡山県立西大寺高等学校 (1油絵) 日本.
  • 1986 文部省国立女子高校生会館 (1油絵) パリ, フランス.
  • 1993 岡山市役所 (1油絵), 岡山、日本.
  • 1996-2006 在仏日本国大使館 (1油絵、 2水彩),フランス.
  • 1997 私立山陽女子高等学校, 岡山(1 油絵、 2版画)岡山,日本.
  • 1998 パリ市立トロカデロ図書館 (1 版画) フランス.
  • 2000 国立岡山大学 (1版画), 日本.
  • 1975-2010 国立図書館, パリ (版画収蔵), フランス.
  • 2011 パリ日本文化会館 (1油絵) , パリ, フランス.
  • 2014 岡山県庁 (1油絵), 岡山, 日本.
  • 2018 東京日仏会館(1油絵), 東京, 日本.
  • 2019 パリ15区区役所(1油絵), パリ, フランス.

団体

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  • 名誉副会長 サロン・ナショナル・デ・ボザール (SNBA フランス国民美術協会)
  • 名誉理事 在仏日本人会
  • 会員 日本美術家連盟
  • 会員 サロン・ドトーンヌ
  • 会員 サロン・デ・アンデパンダン
  • 会友 サロン・デ・ザルチストフランセ(終身無鑑査)

脚注

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  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.7。
  2. ^ “洋画家の赤木曠児郎氏死去 87歳、線描でパリの街並み表現”. 山陽新聞. (2021年2月17日). https://www.sanyonews.jp/article/1101087/ 2021年2月17日閲覧。 
  3. ^ Kojiro AKAGi connu et inconnu - Exposition du 9 au 29 avril 2009