起立した野獣へのモニュメント
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起立した野獣へのモニュメント(Monument With Standing Beast)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにあるジャン・デュビュッフェ作の彫像(パブリックアート)。シカゴダウンタウンのループ地域にあるジェームズ・R・トンプソン・センター(イリノイ州庁舎)正面に所在[1]。高さ8.8m、重量約9トンの白いグラスファイバー製の作品[2][3]。1984年11月28日公開[3]。
デュビュッフェの米国にある3つの巨大彫像のうちの一つ。グラフィティ(落書き芸術)、カリカチュア(戯画)、ストリート・ランゲージを交えたアーバンスタイルを使って、4つの要素、すなわち、立ち上がった動物、木、玄関、建築物を並置している[2]。
この彫像は、デュビュッフ自身が「ウルループ (l'Hourloupe, ルールループ)」と呼ぶ1960年代の絵画群をベースにしている[4]。また、この彫像を含む一連の作品群は、デュビュッフの米国最初の作品であるニューヨークのワン・チェース・マンハッタン・プラザの巨大彫像における着想を反映している[4]。
ジェームズ・R・トンプソン・センターに置かれたイリノイ州建築芸術プログラム19作品の一つ。同プログラムはイリノイ州資本開発委員会(Illinois Capital Development Board)の委託事業である。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “シカゴごあんない”. 在シカゴ日本国総領事館. 2018年8月11日閲覧。
- ^ a b “Artropolis”. Merchandise Mart Properties, Inc. (2007年). 2007年5月30日閲覧。
- ^ a b “Dubuffet: Monument with Standing Beast”. Chicago Public Library (1996年8月). 2007年6月6日閲覧。
- ^ a b “Monument with Standing Beast”. 2007年6月6日閲覧。