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超然(ちょうねん、1567年(隆慶元年) - 1644年(正保元年))は、明末清初の時期に、長崎に来日した中国僧。福建省福州府の出身。
1629年(寛永6年)に、63歳で来日を果たした。その背景には、当時、長崎に住む福州から渡来した中国人たちは、彼等独自の菩提寺を創建したいという願望があった。そのため、福州出身の僧の渡来が必要であったのである。
1632年(寛永9年)には、崇福寺の造営が認可された。
1635年(寛永12年)に崇福寺が完成し、超然が初代の住持に就任した。
1644年9月8日、崇福寺の住職のままで没した。享年78。