ワンダーボーイV モンスターワールドIII
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 |
メガドライブ (MD) 対応機種一覧
|
開発元 | ウエストン |
発売元 | セガ |
ディレクター |
平田豊 清水芳久 |
プログラマー | 栗原孝典 |
音楽 | 坂本慎一 |
美術 |
盛岡三奈 栗原浩美 なかやまともこ 大空真紀 |
シリーズ | モンスターワールドシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
5メガビットロムカセット[1] 6メガビットロムカセット |
発売日 |
1991年10月25日 1992年 1992年 発売日一覧
|
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 OFLC:G |
コンテンツアイコン |
Comic Mischief Violence |
その他 |
型式: G-5509 |
『ワンダーボーイV モンスターワールドIII』 (WONDERBOY V Monster World III) は、1991年10月25日に日本セガから発売されたメガドライブ用アクションロールプレイングゲーム。
概要
[編集]同社の『モンスターワールドシリーズ』の第3作目。勇者の子孫である主人公の「シオン」を操作し、モンスターワールドを救出することを目的としている。『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』(1988年)より後の世界を舞台としており、過去作の登場人物の子孫やモンスターが再登場する[2]。主人公は剣のほかにマジックアイテムを用いて魔法が使用できる。
開発はウエストンが行い、ディレクターは後にエニックスのスーパーファミコン用ソフト『ダークハーフ』(1996年)を手掛けた平田豊およびセガサターン用ソフト『闘神伝S』(1995年)を手掛けた清水芳久が担当しているほか、前作『モンスターワールドII ドラゴンの罠』(1989年)から引き継いだスタッフとしてプログラムは栗原孝典、音楽は坂本慎一が担当している。
1994年には続編に当たるメガドライブ用ソフト『モンスターワールドIV』が発売された。
移植版
[編集]1993年に欧州にてセガ・マスターシステムに移植されたほか、1994年にはPCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフト『超英雄伝説ダイナスティックヒーロー』としてキャラクターや世界観を変更する形で移植された。メガドライブ版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信されたほか、2012年にはPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて配信された。PCエンジン版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。
PCエンジン版は移植の際に登場キャラクターや世界観が変更されているが、ゲームシステムは変更されていないことから、本項ではオリジナル版の移植作と見なして記載する。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Wonder Boy in Monster World | 1993年 |
セガ・マスターシステム | シマダ企画[3] | セガ | 4メガビットロムカセット | 9012 | |
2 | 超英雄伝説ダイナスティックヒーロー The Dynastic Hero |
1994年5月20日 1993年 |
PCエンジン SUPER CD-ROM² |
アルファ・システム | ハドソン | CD-ROM | HCD4032 TGXCD1053 |
|
3 | セガエイジス2500シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション |
2007年3月8日 |
PlayStation 2 | セガ | セガ | CD-ROM | SLPM-62760 | メガドライブ版、 セガ・マスターシステムの移植 |
4 | ワンダーボーイV モンスターワールドIII Wonder Boy in Monster World Wonder Boy in Monster World |
2007年3月27日 2007年4月23日 2007年5月4日 |
Wii | ウエストン | セガ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
MAVJ MAVE MAVP |
メガドライブ版の移植 2019年1月31日配信・販売終了 |
5 | 超英雄伝説ダイナスティックヒーロー The Dynastic Hero The Dynastic Hero |
2007年11月6日 2007年11月30日 2007年12月3日 |
Wii | アルファ・システム | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
QAFJ QAFE |
PCエンジン版の移植 現在は配信・販売終了 |
6 | Wonder Boy in Monster World | 2012年5月2日 2012年5月2日 |
Windows | ウエストン | セガ | ダウンロード (Steam) |
211209 | メガドライブ版の移植 |
7 | Wonder Boy in Monster World SEGA AGES ONLINE ワンダーボーイV モンスターワールドIII Wonder Boy in Monster World |
2012年5月22日 2012年5月23日 2012年5月23日 |
PlayStation 3 PlayStation Portable (PlayStation Network) Xbox Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
M2 | セガ | ダウンロード |
PSN: NPUB-30327 NPJB-00091 NPEB-00411 |
メガドライブ版の移植 |
8 | Sega Genesis Classics | 2018年5月29日 2018年5月29日 |
Linux macOS PlayStation 4 Xbox One |
d3t セガ |
セガ | ダウンロード (Steam、PlayStation Store、 Microsoft Store) BD-ROM |
PS4: CUSA-10828 CUSA-09771 XBO: INL-SE10663080 |
メガドライブ版の移植 |
9 | Wonder Boy in Monster World 神奇男孩V 怪物世界III |
INT 2019年9月19日 |
メガドライブ ミニ | M2 | セガゲームス | プリインストール | - | 本体にプリインストールされた 42作品の1つとして収録 日本版には未収録 |
10 | ワンダーボーイ アルティメット コレクション | 2023年2月17日 |
Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 |
ININ Games | Bliss Brain | ゲームカード BD-ROM ダウンロード |
- | メガドライブ、 マスターシステム版の移植 |
- PCエンジン版『超英雄伝説ダイナスティックヒーロー』
-
- 1994年5月20日発売のPCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフト。ハドソンからの発売。
- かぶと虫族の勇者ダイナスが森の精霊リリファを救い出すため、トカゲ族と戦うというストーリーに差し替えられている。
- 2007年11月6日にはWiiのバーチャルコンソールで配信開始されたが、現在は上記一覧表に記載した通り配信・販売を終了している。
- PlayStation 2版『セガエイジス2500シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション』
-
- 2007年3月8日発売のPlayStation 2用ソフト。メガドライブ版(日本版・海外版)とSega Master System版を収録。
スタッフ
[編集]- メガドライブ版
-
- チーフ・プログラマー:栗原孝典
- プログラマー:清水芳久
- 音楽、効果音:坂本慎一
- デザイナー:盛岡三奈、栗原浩美、なかやまともこ、大空真紀
- ディレクター:平田豊、清水芳久
- スーパーバイザー:石塚路志人
- スペシャル・サンクス:渡辺勉、税所義仁、菊地幸太、西澤龍一
- PCエンジン版
-
- プログラマー:山本耕司、赤澤正雪、MURA、古賀薫、戸次鑑連
- デザイナー:久富公志、岸田智則、ZERO島、永田竜也、国分政昭、林瑞代、嶽本あゆみ、池松誠、宮内敏成、梅田健志、山本純子、岡田寛、朱雀螢、尾上恭輔
- 音楽:SYN SOUND DESIGN
- キャラクター・デザイナー:家入赤福(レッド・カンパニー)
- ディレクター:家入赤福(レッド・カンパニー)、澤口岳志
- デザイン・ディレクター:野中和彦
- プロデューサー:木本旬、青山英治
- アシスタント・プロデューサー:三井啓介
- スペシャル・サンクス:
- レッド・カンパニー:小林正樹、湯澤河童
- ウエストン:西澤龍一、菊地幸太、税所義仁、渡辺勉
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- メガドライブ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[7]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.76点(満30点)となっている[1]。同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、「展開がスピーディで最後まで飽きさせない」と肯定的に評価された[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 4.07 3.44 3.66 3.66 3.64 3.29 21.76
- PCエンジン版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・5・6・4の合計21点(満40点)[8]、『電撃PCエンジン』では45・75・70・65の平均63.75点(満100点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.2点(満30点)となっている[11]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.5 3.5 3.3 3.3 3.3 3.2 20.2
脚注
[編集]- ^ a b c d 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、42頁。
- ^ “SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション”. セガ. 2011年11月13日閲覧。
- ^ “Wonder Boy in Monster World (1993) SEGA Master System release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年1月11日閲覧。
- ^ “Wonder Boy in Monster World for Genesis (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
- ^ “Review Crew: Dynastic Hero”. Electronic Gaming Monthly (EGM Media, LLC) (57): p. 46. (April 1994)
- ^ a b c d e “Wonder Boy in Monster World for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
- ^ a b “ワンダーボーイV モンスターワールドIII まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月3日閲覧。
- ^ a b “超英雄伝説 ダイナスティックヒーロー まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月3日閲覧。
- ^ a b “Wonder Boy in Monster World for TurboGrafx CD (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
- ^ a b c “Wonder Boy in Monster World for SEGA Master System (1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、612頁、ASIN B00J16900U。
外部リンク
[編集]- バーチャルコンソール ワンダーボーイV モンスターワールドIII
- 超英雄伝説 ダイナスティックヒーロー(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年6月10日アーカイブ分)
- Wiiバーチャルコンソール 超英雄伝説 ダイナスティックヒーロー(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2008年12月6日アーカイブ分)
- Wonder Boy in Monster World - MobyGames