趙宏偉
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趙 宏偉(ちょう こうい、Chou Koui, Zhao Hongwei, 1954年10月29日 - )は、日本在住の中国人政治学者。専門は中国政治・東アジア国際関係。
経歴
[編集]中国・遼寧省生まれ。吉林大学を卒業し記者などの職業を経験した後、1986年に日本に留学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程、博士課程を学び、1993年に博士(学術)の博士号を取得。現在、法政大学キャリアデザイン学部教授。
2015年5月、日本観光に殺到する中国人向けに 「日本観光の美景と幻覚」という文章を公開、その中で「 93%の日本人が中国嫌いであり、彼らの多くが中国に旅行に行きたくないと考えている」と発信した。この内容が 「第10回中日関係世論調査」の調査結果を恣意的に曲解したことなどから、「 反日」「漢民族の敵 」と中国国内で大きな波紋を呼んだ。[1]
2016年2月末に出張のため中国・北京を訪れた後、予定を過ぎても帰国せずに行方不明と報じられた[2][3]。3月23日になって、日本に戻る旨を家族に電話で伝えた[4]。
著書
[編集]- 『中国の重層集権体制と経済発展』 (東京大学出版会、1998年)
- 『膨張する中国 呑み込まれる日本』 (講談社、2002年)
- 『お笑い日中戦闘宣言!』 (実業之日本社、2002年) テリー伊藤・金美齢との鼎談本
注釈
[編集]- ^ “「93%の日本人は中国が嫌い」という調査数字が中国国内に起こした波紋”. ダイヤモンド・オンライン. 2020年2月15日閲覧。
- ^ 法大の趙宏偉教授、中国で失踪か 日本経済新聞 2016年3月18日
- ^ 法政大学教授、中国で行方不明に 拘束された可能性も 朝日新聞 2016年3月19日
- ^ 不明の中国人教授が家族に連絡「近く日本に戻る」当局が調査? 法政大「詳細控える」 産経ニュース 2016年3月23日