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足立レイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

足立レイは、合同会社メカニカルガールが開発中の等身大ヒューマノイドロボットである。

HCI3-P0(Humanoid Character Interface 3 Prototype 0)足立レイ
製造 合同会社メカニカルガール
日本
ウェブサイト https://mechanicalgirl.jp/adachi-rei/

概要

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正式名称は「HCI3-P0(Humanoid Character Interface 3 Prototype 0)足立レイ」。表情を変えて喋って歌う等身大のアニメ風少女ロボットを目指して開発されている。[1]知名度向上・資金の確保の一環で音声システム部分を音声合成ソフト[注釈 1]として公開・販売しており、公式サイトにて3Dモデルや立ち絵も公開されている。[2]

容姿

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髪は「試験機に適した遠くからでも見つけやすい色」としてオレンジ色でショートヘアで、アンテナやライト、排熱口等を備えたヘッドセットを着用。関節部やボディの保護に衣服を使用しており、黒のインナーとパンツ・ニーハイソックス・フード付きパーカーとジャケットを合わせたような上着・キュロットスカート・手袋・スニーカーを着用している。

スペック

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  • 身長:168cm
  • 体重:20kg
  • 最大出力:2kW/h
  • CPU:i7-7567U @3.5GHz
  • メモリ:32GB

開発経緯

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開発者のみさいるは等身大美少女ロボット制作計画として等身大初音ミクロボット1号機、同2号機を製作したものの、手間と時間がかかる製造方法に悩まされていた。また、二足歩行機構にも課題があった。 そのため、コンセプトや設計思想をこれまでの1,2号機から踏襲した第3世代機体の開発を開始した。まずテストヘッドから制作しようとしたものの素体だと不都合だった為に、キャラクターが作られ足立レイが誕生した。[3]

音声

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2018年6月18日にUTAUによる歌唱音源の配布が開始された。VOCALOIDをはじめ多くの合成音声音源が元となった人間からの音声提供を元に作られている中、足立レイは複数のSin波をCSM音声合成を用いて重ね合わせることで擬似的に人の声を再現しており、音声提供者が存在しない完全な人工音源となっている[4]

2021年10月23日にはA.I.VOICEを用いた話し声音源が発売された[5]。同年3月9日から3月29日まで行われたクラウドファンディングで資金を集めて制作されたが、最終集計金額が454万7039円と第1ストレッチゴール(450万円)しか突破しなかったため、感情スタイルは喜びしか実装されなかった(もし550万円突破していれば悲しみ、650万円突破していれば怒りが実装される予定だった)[6]。また、人間の声を再現することが本来のコンセプトであるA.I.VOICEと異なり本製品は人間の声を再現する目的はないことから、製品名には「A.I.VOICE」ではなく「レプリボイス」が冠されている。

外部リンク

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脚注

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注釈

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  1. ^ UTAU音源・レプリボイス 足立レイ powered by A.I.VOICE

出典

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  1. ^ 喋って、歌って、歩ける約160cmの「美少女ロボット・足立レイ」がクラウドファンディング中! 既に200万円を調達
  2. ^ FANBOXはじめました!
  3. ^ 【等身大】美少女ロボット作り始めた【足立レイ】 humanoid-robot Adachi Rei project start up - YouTube
  4. ^ 【足立レイ】中の人のいない合成音声作った【UTAU音源配布】
  5. ^ 等身大ロボット音声合成プロジェクト 「レプリボイス 足立レイ powerd by A.I.VOICE™」10/23発売開始
  6. ^ 足立レイ 読み上げソフト「レプリボイス」制作プロジェクト