蹴合鶏
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蹴合鷄 | |
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監督 | マキノ正博 |
脚本 | 山上伊太郎 |
製作総指揮 | マキノ省三 |
出演者 | 南光明 |
撮影 | 松浦茂 |
製作会社 | マキノ・プロダクション御室撮影所 |
配給 | マキノ・プロダクション |
公開 | 1928年6月29日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『蹴合鷄』(けいあいどり)は、1928年(昭和3年)製作・公開、マキノ正博監督による日本のサイレント映画、剣戟映画である。南光明のマキノ・プロダクション入社第1回作品として製作された[1]。
略歴・概要
[編集]日活大将軍撮影所が現代劇部を残して前年の1927年(昭和2年)4月に太秦撮影所に移転となり、大将軍撮影所は1928年(昭和3年)4月に閉鎖となった。時代劇・現代劇両方に主演していた南光明をマキノ・プロダクション御室撮影所に迎えることになり、その第1回作品として製作、銘打たれて公開された[1]。本作は、マキノの監督作『浪人街 第一話 美しき獲物』が1位を獲得した同年のキネマ旬報ベストテンで7位を獲得し、4位を獲得した『崇禅寺馬場』とともに、ベストテン10作品中3作品をマキノ正博監督作が占めた[2]。
当時のチラシによれば、阪東三吉改め阪東三右衛門入社第1回作品『天明果報談』が近日公開である旨が併記されているが[1]、三右衛門は5月に入社しており[3]、金森万象監督の『天明果報談』は『蹴合鶏』公開のちょうど1か月後に公開されている[4]。主演俳優の入社ラッシュであった。
スタッフ・作品データ
[編集]キャスト
[編集]- 南光明 - 曲淵伝右衛門
- 松浦築枝 - お銀
- 津村博 - 小山田新六
- 若松文男 - 父右内
- 宇治里豊 - 仲間
- 滝沢憲 - 三吉
- 柳妻麗三郎 - 八助
- 鷲尾静一 - 八助の息子
- 川田弘道 - 玄蕃
- 新見映郎 - 槍持
- 児島武彦 - 垣見五郎兵衛
- 住の江田鶴子 - おれん
- 三保松子 - お銀の母
- 河上君栄 - 曲淵の妻文代
- 都賀静子 - お松
- 松本時之助
- 市原義夫
- 都賀一司
註
[編集]外部リンク
[編集]画像外部リンク | |
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[1] 公開当時のチラシ |
- 蹴合鶏 - 日本映画データベース
- 蹴合鷄 - IMDb