辻竜平
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人物情報 | |
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生誕 |
1968年6月29日(56歳) 日本京都府京都市 |
出身校 |
関西学院大学 カリフォルニア大学アーバイン校 |
学問 | |
学位 | Ph.D.(カリフォルニア大学アーバイン校) |
学会 |
数理社会学会 日本社会学会 日本社会心理学会 |
公式サイト | |
公式ホームページ | |
脚注 |
辻 竜平(つじ りゅうへい、1968年6月29日 - )は、日本の社会学者、近畿大学総合社会学部教授(社会学)。専門は、数理社会学、特に社会ネットワーク分析。Ph.D. (Social Science) (University of California, Irvine, 1999)。京都市生まれ。
活動
[編集]社会ネットワーク分析・社会関係資本・スモールワールドの観点から、社会的ジレンマの解決、一般的信頼を基軸とした都市・村落比較の研究を行ってきた。2000年代後半は、新潟県中越地震被災地の復旧・復興研究を行い、その結果をふまえた著書の出版(『中越地震被災地研究からの提言:未来の被災地のために』)を行った。2010年代以降は、社会関係資本が格差を縮めることができるかや、政策の成否に対する社会関係資本の効果についての科研費プロジェクトを実施し、佐藤嘉倫との編著『ソーシャル・キャピタルと格差社会』を出版した。これは,第13回日本NPO学会優秀賞を受賞した。また、日本におけるクラシック音楽の受容に関わる科研費プロジェクトも実施した[2]。2010年代半ば以降は、時事問題の計量分析(「誰が『集団的自衛権』を容認したのか : 2014年松本市調査と2015年長野県調査の比較」)、社会階層と社会関係資本との関連(「社会関係資本が職業評定に与える効果」)、新型コロナウイルスに関わる計量分析(「新型コロナ禍における外出・対人接触の規定因とその変化:第1次緊急事態宣言から第3波初期まで」、「新型コロナウイルスのワクチン接種におけるピア・プレッシャー」)などを行っている。
略歴
[編集]- 1991年3月 関西学院大学社会学部卒業
- 1993年3月 関西学院大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了
- 1999年6月 Graduate Program in Social Network Analysis, School of Social Sciences, University of California, Irvine修了(Ph.D.)
- 2000年4月 東京大学大学院人文社会系研究科助手
- 2003年4月 明治学院大学専任講師
- 2006年4月 同助教授
- 2007年4月 同准教授
- 2008年10月 信州大学人文学部准教授
- 2016年4月 同教授
- 2017年4月 近畿大学総合社会学部教授
著書
[編集]- 辻 竜平,2011,『中越地震被災地研究からの提言:未来の被災地のために』ハーベスト社.
- 辻 竜平・佐藤嘉倫,2014,『ソーシャル・キャピタルと格差社会:幸福の計量社会学』東京大学出版会.(第13回日本NPO学会優秀賞受賞)
翻訳
[編集]- 『スモールワールド・ネットワーク:世界を知るための新科学的思考法』(阪急コミュニケーションズ 2004)
- 『社会ネットワーク分析の発展』(NTT出版 2007)[3]
- 『スモールワールド・ネットワーク:世界をつなぐ「6次」の科学〔増補改訂版〕』(ちくま学芸文庫 2016)
脚注
[編集]- ^ “辻 竜平 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2021年10月20日閲覧。
- ^ “文化資本と社会関係資本の関連性:クラシック音楽祭参加者への調査によるアプローチ”. 科学研究費助成事業データベース. 日本学術振興会. 2021年10月20日閲覧。
- ^ Shakai nettowāku bunseki no hatten. Linton C. Freeman, Ryūhei Tsuji, 竜平 辻. Tōkyō: NTT Shuppan. (2007). ISBN 978-4-7571-4134-6. OCLC 676649294