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近藤五郎右衛門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

近藤 五郎右衛門(こんどう ごろうえもん、1831年天保2年) - 1913年大正2年)6月9日)は、日本の実業家、俳人。俳号は南隣舎五山(吾山)[1][2]

来歴

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越前国大野郡大野町(のち福井県大野郡大野町、現:大野市)の老舗呉服屋あらごろ呉服店の店主[3]亀城銀行取締役[4]大野商法会議所役員[5]

1913年大正2年)6月9日死亡[6]

養嗣子は福井県会議員近藤金次郎[3]。孫は大野町町長近藤由太郎[3]。曽孫は洋画家近藤五郎(吾郎)

近藤文庫

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近藤文庫とは、近藤五郎右衛門(荒物屋五郎右衛門)の江戸期から明治期にかけての書籍類であり、大野市歴史博物館に所蔵されている。計844冊あり、その内俳諧に関するものが375冊と半数近くを占めている。大野の俳諧の歴史を書き記した『俳諧大野道志留辺』や歳旦帳の『南越亀山下』、『南越富田』などがある[7]

俳諧

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  • 踏伸す足に藻を巻く蛙かな (硯の筐・水音の技折・散るさくら・山斜九羅)[1]

脚注

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  1. ^ a b 『越前俳諧提要』石川銀栄子、1964年、21頁。
  2. ^ 『越前の古俳諧』石橋重吉 編、1940年、158頁。
  3. ^ a b c 『織物要鑑』東京信用交換所大阪支所、1918年、257頁。
  4. ^ 『日本全国諸会社役員録 明治36年』商業興信所、1903年、564頁。
  5. ^ 『写真集明治大正昭和大野 : ふるさとの想い出76』、52頁
  6. ^ 『官報 1913年07月02日』大蔵省印刷局、1913年、58頁。
  7. ^ 『大野氏史 通史 上』大野市、2019年、777頁。